凍れる密林―魔大陸の鷹〈2〉
2006年10月17日 読書
元々推理小説で好きなタイプは明治〜昭和初期を舞台にしたものなのだが、高校時代に狂ったように読んでいたのが推理小説という名が付く前の「探偵小説」と言われるような大時代モノばかり。おかげさまで大衆文学の古い文体に心おどるものになっている。
作者もそんな大時代小説のファンだけに文体がステキ♪
ジュール・ベルヌなど正統派、小栗虫太郎など日本の先人たちを読んでいる同好の士から、そんなもんは読んだことはないが冒険活劇大好きな方でも楽しめる「魔大陸シリーズ」。
今回は南極と地下世界の冒険だ。
新しい登場人物もいるが、誰だこりゃ?と由来を思い出せないような主要登場人物はいない。分かりやすい話とわくわくする冒険の舞台を揃えられ、お約束のブツもあるし、もうたまらない。ライトノベルズ好きとして色々読み漁ってはいるが、これほど文体と展開がしっかりしている作者はいない。次巻で最終話。読む終わるのが惜しい。
作者もそんな大時代小説のファンだけに文体がステキ♪
ジュール・ベルヌなど正統派、小栗虫太郎など日本の先人たちを読んでいる同好の士から、そんなもんは読んだことはないが冒険活劇大好きな方でも楽しめる「魔大陸シリーズ」。
今回は南極と地下世界の冒険だ。
新しい登場人物もいるが、誰だこりゃ?と由来を思い出せないような主要登場人物はいない。分かりやすい話とわくわくする冒険の舞台を揃えられ、お約束のブツもあるし、もうたまらない。ライトノベルズ好きとして色々読み漁ってはいるが、これほど文体と展開がしっかりしている作者はいない。次巻で最終話。読む終わるのが惜しい。
乗馬の翌日は筋肉痛で始まる。
腰やら腿が横になっているだけなのに痛い。
それなのに携帯には「アジアシリーズに行くのなら、こっちもぜひ♪」とカーリングのパシフィック大会情報を教えてくださるメールを受信。
試合日程調べました。
確かに会社が休みの日に台湾や中国などなど魅惑の試合が山盛り。
東伏見・・・岡本喜八の「日本で一番長い日」もあるわけで。
悩み中。
筋肉痛を緩和しようと、図書館へお出かけ。
今は《邪魅の雫》を読み進めているため、自宅でぐたーと読めるものか、久しぶりに中国に触りたい。《小説十八史略》を探していて絵本コーナーを通りかかったら、韓国絵本にひっかかった。
最近は絵本もバラエティに富んでいる。翻訳者が殆ど同じなのは分野としてマイノリティなのか?
・ふしぎなかけじく
・水宮歌(スグンガ) 子供パンソリ絵本CD付き
・凍れる密林 魔大陸の鷹2 (お約束の赤城毅)
《うしとトッケビ(妖怪)》も図書館に蔵書されている模様なので探したいところ。韓国妖怪も要チェックだ!
腰やら腿が横になっているだけなのに痛い。
それなのに携帯には「アジアシリーズに行くのなら、こっちもぜひ♪」とカーリングのパシフィック大会情報を教えてくださるメールを受信。
試合日程調べました。
確かに会社が休みの日に台湾や中国などなど魅惑の試合が山盛り。
東伏見・・・岡本喜八の「日本で一番長い日」もあるわけで。
悩み中。
筋肉痛を緩和しようと、図書館へお出かけ。
今は《邪魅の雫》を読み進めているため、自宅でぐたーと読めるものか、久しぶりに中国に触りたい。《小説十八史略》を探していて絵本コーナーを通りかかったら、韓国絵本にひっかかった。
最近は絵本もバラエティに富んでいる。翻訳者が殆ど同じなのは分野としてマイノリティなのか?
・ふしぎなかけじく
・水宮歌(スグンガ) 子供パンソリ絵本CD付き
・凍れる密林 魔大陸の鷹2 (お約束の赤城毅)
《うしとトッケビ(妖怪)》も図書館に蔵書されている模様なので探したいところ。韓国妖怪も要チェックだ!
Homicide Collection ホミサイド・コレクション
2006年10月5日 読書
友人から借りた「英国妖異譚」シリーズと絡んでいるため、図書館で借りた。
ホワイト・ハート文庫で殺人事件のミステリーというのは、珍しくもないので通勤の往復で読了できる。ミステリーと言っても、昭和やバブルの頃に出版社が乱発した2時間サスペンスのようなものである。
感想。
作者は気を使ったようではあるが、後味の悪い作品だった。被害者が7歳の子供。犯行には宗教絡み。普通の神経を持っていたら子供が被害者ということは大人が被害者よりも重大な意味を持つ。その感覚を忘れてはいけないとは思うが、エンターティメントとしてミステリーや殺人事件を扱うならば、子供が被害者というのは娯楽にならないし、してはならない。過去の因縁話の一つとしてサラっと出てくるならともかく、何人も被害者が出てくると本当に気分が悪くなってくる。
《虚無への供物》と同じテーマで書いているならば成功といえるが、そうではないようなので評価は今ひとつ。
ホワイト・ハート文庫で殺人事件のミステリーというのは、珍しくもないので通勤の往復で読了できる。ミステリーと言っても、昭和やバブルの頃に出版社が乱発した2時間サスペンスのようなものである。
感想。
作者は気を使ったようではあるが、後味の悪い作品だった。被害者が7歳の子供。犯行には宗教絡み。普通の神経を持っていたら子供が被害者ということは大人が被害者よりも重大な意味を持つ。その感覚を忘れてはいけないとは思うが、エンターティメントとしてミステリーや殺人事件を扱うならば、子供が被害者というのは娯楽にならないし、してはならない。過去の因縁話の一つとしてサラっと出てくるならともかく、何人も被害者が出てくると本当に気分が悪くなってくる。
《虚無への供物》と同じテーマで書いているならば成功といえるが、そうではないようなので評価は今ひとつ。
吼える海流―魔大陸の鷹〈1〉
2006年10月4日 読書
初版1998年。赤城毅。
最近ハマってしまっているなあ。この人の作品。
宮崎駿が以前よく描いていたSF冒険を味わいたければ、今はこの人ぐらいがやってるのではなかろうか。
著者が本書の紹介文に「少年倶楽部的弥次喜多道中冒険小説」とあったが、読んでみて「なんか無性に懐かしいぞ!!」と思ったのはコレだったのか。手塚治虫の初期作品といえば分かりやすかろう。《宝島》とはいわないが《リボンの騎士》ぐらい。
著者初のオリジナル小説だけあって、文体は今ひとつテンポが悪いが、ここからスタートしたかと思えば感慨深い。確か完全版で加筆修正していたはずなので、全巻読了後進歩の後を確認したい。
最近ハマってしまっているなあ。この人の作品。
宮崎駿が以前よく描いていたSF冒険を味わいたければ、今はこの人ぐらいがやってるのではなかろうか。
著者が本書の紹介文に「少年倶楽部的弥次喜多道中冒険小説」とあったが、読んでみて「なんか無性に懐かしいぞ!!」と思ったのはコレだったのか。手塚治虫の初期作品といえば分かりやすかろう。《宝島》とはいわないが《リボンの騎士》ぐらい。
著者初のオリジナル小説だけあって、文体は今ひとつテンポが悪いが、ここからスタートしたかと思えば感慨深い。確か完全版で加筆修正していたはずなので、全巻読了後進歩の後を確認したい。
経理MTGで社長より理不尽なことを言われる。
何回伝えたら分かるんじゃい、ボケ。メールで今度は連絡しなさいだと。メモを取る習慣がないのか、それとも脳年齢が実年齢をとっくに超えたのかい。ぶつぶつ。
読了した本の感想文。
《QED 〜ventus〜 鎌倉の闇》高田崇史
秋に鎌倉へ遊びに行こうと思っていたので、順番を飛ばして読んでみた。これには鎌倉・江ノ島の地図がついているので、遊びに行く前に読むと普通のガイドブックよりも楽しめると思う。
ミステリーについては、今回は他の作品に比べるとぱっとしないのでガイドブックというジャンルでよいと思う。
《暗い宿》有栖川有栖
ホテルにまつわるミステリー4編。有栖川氏の文章はミステリー界では一二を争う読みやすさである。トリックが中心ながらもキャラクターの普段の会話がテンポよく、ウンチクによる幻惑もないのでスタンダートなのだ。しかもランクごとのホテルが出てくるので、旅へ出た気分を味わえる。
《血文字GJ 猫子爵冒険譚》赤城毅
第一次世界大戦後から第二次世界大戦へ突入する間のドイツを舞台とした冒険活劇小説。当時の空気を感じられる場面描写はさすがだ。更に新書版にしては珍しく挿絵のセンスがいいのが嬉しい。謎解きもあるし、アクションもあるし、最近読んだ小説家の中では冒険活劇の第一人者と思う。
明日は舞台挨拶のため、パックするか?とちょっと思い、LUSHで購入。もう夏も終わり。日に焼けた分を出すにはちょうどいいかも。
何回伝えたら分かるんじゃい、ボケ。メールで今度は連絡しなさいだと。メモを取る習慣がないのか、それとも脳年齢が実年齢をとっくに超えたのかい。ぶつぶつ。
読了した本の感想文。
《QED 〜ventus〜 鎌倉の闇》高田崇史
秋に鎌倉へ遊びに行こうと思っていたので、順番を飛ばして読んでみた。これには鎌倉・江ノ島の地図がついているので、遊びに行く前に読むと普通のガイドブックよりも楽しめると思う。
ミステリーについては、今回は他の作品に比べるとぱっとしないのでガイドブックというジャンルでよいと思う。
《暗い宿》有栖川有栖
ホテルにまつわるミステリー4編。有栖川氏の文章はミステリー界では一二を争う読みやすさである。トリックが中心ながらもキャラクターの普段の会話がテンポよく、ウンチクによる幻惑もないのでスタンダートなのだ。しかもランクごとのホテルが出てくるので、旅へ出た気分を味わえる。
《血文字GJ 猫子爵冒険譚》赤城毅
第一次世界大戦後から第二次世界大戦へ突入する間のドイツを舞台とした冒険活劇小説。当時の空気を感じられる場面描写はさすがだ。更に新書版にしては珍しく挿絵のセンスがいいのが嬉しい。謎解きもあるし、アクションもあるし、最近読んだ小説家の中では冒険活劇の第一人者と思う。
明日は舞台挨拶のため、パックするか?とちょっと思い、LUSHで購入。もう夏も終わり。日に焼けた分を出すにはちょうどいいかも。
開かれぬ鍵 抜かれぬ剣〈上〉足のない獅子
2006年8月31日 読書
金庸ばっかでは重くて仕方なく、軽い読み物を大量にざっくり読み進めている。
で、講談社X(ホワイトハート)文庫のシリーズで、中世騎士物語風味。
一応作者は史学科出身で、中世を勉強していた人なので間違いはないと思われる。間違いがあったとしてもファンタジーだから気にしてはいけない。
外国を舞台とした小説で日本人が一番のカベと感じるのが、信仰や思考である。中世騎士モノの場合、教会の権威が今とは比べ物にならないし、王に地方領主や騎士と教会との上下関係が今ひとつ素人には難しい。いくらRPGで単語を知っていても、実際となれば訳が違う。
この簡単な小説でも、司祭、修道士、騎士、従者、農夫、商人、旅芸人、娼婦、執行長官などなどあらゆる職種、階級が出てくる。それでも解説が途中でされているため、分かりづらいことはなく、消化しやすい。一応、推理モノの一種なので恋愛やら友情があるものの、ミステリーが中心。今回は上下巻に分かれているが、厚さの問題で分かれさせられたようなので、ハードカバーになれているなら2冊いっぺんでも問題ない分量だ。
NHKで放送していた海外サスペンス「修道士カドフェル」を楽しめたのなら、ぜひこれも。足のない獅子シリーズはこの本で完結し、次回は「ER」風なら第2シーズンである金の拍車シリーズへ突入。
で、講談社X(ホワイトハート)文庫のシリーズで、中世騎士物語風味。
一応作者は史学科出身で、中世を勉強していた人なので間違いはないと思われる。間違いがあったとしてもファンタジーだから気にしてはいけない。
外国を舞台とした小説で日本人が一番のカベと感じるのが、信仰や思考である。中世騎士モノの場合、教会の権威が今とは比べ物にならないし、王に地方領主や騎士と教会との上下関係が今ひとつ素人には難しい。いくらRPGで単語を知っていても、実際となれば訳が違う。
この簡単な小説でも、司祭、修道士、騎士、従者、農夫、商人、旅芸人、娼婦、執行長官などなどあらゆる職種、階級が出てくる。それでも解説が途中でされているため、分かりづらいことはなく、消化しやすい。一応、推理モノの一種なので恋愛やら友情があるものの、ミステリーが中心。今回は上下巻に分かれているが、厚さの問題で分かれさせられたようなので、ハードカバーになれているなら2冊いっぺんでも問題ない分量だ。
NHKで放送していた海外サスペンス「修道士カドフェル」を楽しめたのなら、ぜひこれも。足のない獅子シリーズはこの本で完結し、次回は「ER」風なら第2シーズンである金の拍車シリーズへ突入。
大人の男のスーツ図鑑
2006年8月24日 読書 コメント (2)
制服ふぇちだけかと思いきや、こんなのも買ってしまいましたよ!?
スーツ向上委員会編集。
つい本屋で見かけて・・世界中の本屋にはきっと同じような罠が張り巡らされているに違いない。
イラストレーターが中心なので、写真としての資料ではないが、陸裕千影子のスーツイラストが掲載されているだけで買う価値あり。フォーマルからスタンダート、クラシックなものまで網羅され、どの辺りが婦女子を熱くさせているかを詳細に語っている。
私の好みとしてはフォーマルとクラシックなイギリス紳士のスーツが堪りません。昔、ホームズの小説で熱く燃えたぎっていたころはこのスーツに惚れ惚れしておりました。
で、制服が一番大好きではありますが、スーツも捨てがたく。これを読んで精進します。
スーツ向上委員会編集。
つい本屋で見かけて・・世界中の本屋にはきっと同じような罠が張り巡らされているに違いない。
イラストレーターが中心なので、写真としての資料ではないが、陸裕千影子のスーツイラストが掲載されているだけで買う価値あり。フォーマルからスタンダート、クラシックなものまで網羅され、どの辺りが婦女子を熱くさせているかを詳細に語っている。
私の好みとしてはフォーマルとクラシックなイギリス紳士のスーツが堪りません。昔、ホームズの小説で熱く燃えたぎっていたころはこのスーツに惚れ惚れしておりました。
で、制服が一番大好きではありますが、スーツも捨てがたく。これを読んで精進します。
SF物として読んでいるのは今のところ、機本伸司のみで、図書館の蔵書としてはこれが最後の未読の本だった。
あらすじは、太陽の活動が活発になり、地球の表面上での生活が危うくなってきた、そう遠くない未来。政府はシェルターやドーム内での避難を呼びかけるが、一人の研究員が宇宙船を作って地球を脱出しようとネット上で主張する。民間人が自分で企画して、一から作る宇宙船にはどんな壁があるのか?
この人の話は自分で作ってみたら?という話より、現実問題を一つ一つ出していき、それをクリアする技術ないし、政治的手法を展開する。色々小難しい理系の技術論を読み飛ばせば、割と早く読み終えるが、周りの市民感情や大衆の気持ちの流れがありえそうで、ぞくぞくさせられる。
今回の結末も納得のいくもので、最後の船出のスピード感に圧倒された。SF小説は日本だとマンガの方が品質がいいのが多いため、なかなか出てこないが、これはマンガ以上に上質でこれはぜひ読むべし。
あらすじは、太陽の活動が活発になり、地球の表面上での生活が危うくなってきた、そう遠くない未来。政府はシェルターやドーム内での避難を呼びかけるが、一人の研究員が宇宙船を作って地球を脱出しようとネット上で主張する。民間人が自分で企画して、一から作る宇宙船にはどんな壁があるのか?
この人の話は自分で作ってみたら?という話より、現実問題を一つ一つ出していき、それをクリアする技術ないし、政治的手法を展開する。色々小難しい理系の技術論を読み飛ばせば、割と早く読み終えるが、周りの市民感情や大衆の気持ちの流れがありえそうで、ぞくぞくさせられる。
今回の結末も納得のいくもので、最後の船出のスピード感に圧倒された。SF小説は日本だとマンガの方が品質がいいのが多いため、なかなか出てこないが、これはマンガ以上に上質でこれはぜひ読むべし。
昨日買った絵の入った箇条書き日記といえばいいのだろうか。
基本的にコマ割はされているものの、ふきだしは少なく、ト書きが多い。前回《失踪日記》が受賞したり、ヒットしたため、同人誌で書き綴っていたものを商業誌として出版したものである。
アル中になるベースとして本人の「うつ病」があったようだが、本人も詳しく述べていないため、どっちが先だか不明ではあるが、ウソのない日記とはこういうものだ!と思い知らされる。
古来より日記文学はあるものの、人に読まれる前提であるにしろ、ないにしろ、ある程度の誇張があるものである。この作品はそれこそ作者が好きなことを読者を置いてきぼりにして、誇張はギャグに、本心はこっそり1コマに描きまくっている。
読者を無視して・・とはいうものの、小さな気遣いに溢れており、小心な作者の姿が見えてくる。マンガ界の片隅や読書、日々の精神状態、ぼやきなど自分と変わりない人がマンガという技術で言葉に表しきれない心の疲れを表現しているので、一気に読むというよりはじっくりと読むべき作品だ。
気になった書評欄。日経新聞8月6日朝刊に《アジア新聞屋台村》。
在日アジア系新聞社「エイジアン」。そこにただ一人の日本人「編集顧問」として雇われた青年の奮闘記で、ほぼ10年程前の実体験に基づく小説仕立の本だそうである。
その書評欄で「エイジアン」的生き方として
(以下、引用)
中華とかアジア各国で味わえる、マイペースな方々そのものですな(苦笑)。休憩ばかりしながら、時々仕事をするのがちょうどいいかもしれません。
基本的にコマ割はされているものの、ふきだしは少なく、ト書きが多い。前回《失踪日記》が受賞したり、ヒットしたため、同人誌で書き綴っていたものを商業誌として出版したものである。
アル中になるベースとして本人の「うつ病」があったようだが、本人も詳しく述べていないため、どっちが先だか不明ではあるが、ウソのない日記とはこういうものだ!と思い知らされる。
古来より日記文学はあるものの、人に読まれる前提であるにしろ、ないにしろ、ある程度の誇張があるものである。この作品はそれこそ作者が好きなことを読者を置いてきぼりにして、誇張はギャグに、本心はこっそり1コマに描きまくっている。
読者を無視して・・とはいうものの、小さな気遣いに溢れており、小心な作者の姿が見えてくる。マンガ界の片隅や読書、日々の精神状態、ぼやきなど自分と変わりない人がマンガという技術で言葉に表しきれない心の疲れを表現しているので、一気に読むというよりはじっくりと読むべき作品だ。
気になった書評欄。日経新聞8月6日朝刊に《アジア新聞屋台村》。
在日アジア系新聞社「エイジアン」。そこにただ一人の日本人「編集顧問」として雇われた青年の奮闘記で、ほぼ10年程前の実体験に基づく小説仕立の本だそうである。
その書評欄で「エイジアン」的生き方として
(以下、引用)
「自分の人生は自分で決めて、自分の生きたいように生きること」。良くも悪くも他人を頼らず、自分のことしか考えないから、組織がつぶれても個人はつぶれない。
中華とかアジア各国で味わえる、マイペースな方々そのものですな(苦笑)。休憩ばかりしながら、時々仕事をするのがちょうどいいかもしれません。
凹んでいる最中だと趣味だけでは今ひとつ乗り切れないことがある。そんなときは気になるものから一つ一つ片付けるしかない。
今回は先日、たまたま地元の図書館で見つけた機本伸司のSF小説を手に取ってみた。以前「神様のパズル」を読破して以来の再会だ。
ヒマラヤで氷河湖が決壊し、出てきた「方舟」と呼ばれる遺物より奇妙な木簡が発見された。この木簡には驚くべき情報が記載されていた・・・。主人公たちはこの情報をいかに解読し、利用し、何を見たか。
あらすじを詳細に書くとネタバレになるため、こんな按配になるが、救世主からの現代病に対する処方箋といった展開を辿ると思って欲しい。そして、凹んでいた私の心もこの小説で救われた。
バイオテクノロジィ分野で何が今起きているのか、そして私たちは何を求めているのか。そういうことを考えさせられたり、気付かされたりする、極上の一品である。SF小説といえども侮るなかれ。
今回は先日、たまたま地元の図書館で見つけた機本伸司のSF小説を手に取ってみた。以前「神様のパズル」を読破して以来の再会だ。
ヒマラヤで氷河湖が決壊し、出てきた「方舟」と呼ばれる遺物より奇妙な木簡が発見された。この木簡には驚くべき情報が記載されていた・・・。主人公たちはこの情報をいかに解読し、利用し、何を見たか。
あらすじを詳細に書くとネタバレになるため、こんな按配になるが、救世主からの現代病に対する処方箋といった展開を辿ると思って欲しい。そして、凹んでいた私の心もこの小説で救われた。
バイオテクノロジィ分野で何が今起きているのか、そして私たちは何を求めているのか。そういうことを考えさせられたり、気付かされたりする、極上の一品である。SF小説といえども侮るなかれ。
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日本語の本を借りてきているにも関わらず、中国の本を手にとって読み始める。今回は大陸版なので、久しぶりに簡体字と格闘するハメに。
《天涯・明月・刀》古龍・著。
この人の小説は作品本体もさることながら、本人の冒頭の小咄が既に一作品と呼べる素敵な話が多い。ただし、いつもの文体よりは哲学・思想的なものが多いため、翻訳するのに中級レベルになるような・・・。
作品本体はセンテンスが短いため、初級レベルで読める。スラスラとはいかないが、適当翻訳。他に読んでいる人にあらすじを聞いたが、私の好きな葉開は出ないらしい。ちっ。
また熱い友情とか希望とかステキな悪女でメロメロになりそうな予感。
《天涯・明月・刀》古龍・著。
この人の小説は作品本体もさることながら、本人の冒頭の小咄が既に一作品と呼べる素敵な話が多い。ただし、いつもの文体よりは哲学・思想的なものが多いため、翻訳するのに中級レベルになるような・・・。
作品本体はセンテンスが短いため、初級レベルで読める。スラスラとはいかないが、適当翻訳。他に読んでいる人にあらすじを聞いたが、私の好きな葉開は出ないらしい。ちっ。
また熱い友情とか希望とかステキな悪女でメロメロになりそうな予感。
会社へ新人さんがやってきた。あいにくと私とは接点が余りないが、ウワサによると相当マンガを読んでいる人らしい。聞いている限りだと私とは相性が悪そうな予感がするので、表面上でのお付き合いとなりそうだ。
さて、最近はマンガもアニメも見る量が減っている。それほど気合が入らないのも確かだが、メディアが発達した現在だと、自分で走り回らないと情報が得られないわけでもなく、どちらかといえば宣伝を兼ねて情報を流していることが多い。そうなると狩猟本能が刺激されないわけで、自動的に簡単には手に入れづらい小説や映画へと流れていってしまう。
本日でやっとこさ「水滸伝」6巻読了。最近読むスピードが落ちたのはやはり宋江が主人公に踊り出ると気に喰わないようで。。。
組織化されたり、官僚制になると途端に読む気が失せるのは武侠小説の悪影響だが、こんなんで一番世の中に出回っている70回本と呼ばれる内容まで後5回、一応翻訳の元となっている120回本の分量を我慢できるのか?
ちなみに日本の江戸時代では120回本が使われていたが、本場中国では「つまんねー」部分を削除した70回本が主流。また、日本人の感覚と違う部分が多いため、日本人好みに調理されているものが多く流通しているので、どの人の翻訳・著作を読了したのか、記憶しておくのは特に重要だ。
さて、最近はマンガもアニメも見る量が減っている。それほど気合が入らないのも確かだが、メディアが発達した現在だと、自分で走り回らないと情報が得られないわけでもなく、どちらかといえば宣伝を兼ねて情報を流していることが多い。そうなると狩猟本能が刺激されないわけで、自動的に簡単には手に入れづらい小説や映画へと流れていってしまう。
本日でやっとこさ「水滸伝」6巻読了。最近読むスピードが落ちたのはやはり宋江が主人公に踊り出ると気に喰わないようで。。。
組織化されたり、官僚制になると途端に読む気が失せるのは武侠小説の悪影響だが、こんなんで一番世の中に出回っている70回本と呼ばれる内容まで後5回、一応翻訳の元となっている120回本の分量を我慢できるのか?
ちなみに日本の江戸時代では120回本が使われていたが、本場中国では「つまんねー」部分を削除した70回本が主流。また、日本人の感覚と違う部分が多いため、日本人好みに調理されているものが多く流通しているので、どの人の翻訳・著作を読了したのか、記憶しておくのは特に重要だ。
射雕英雄伝〈3〉桃花島の決闘
2006年6月8日 読書
相変わらず金庸は続いております。
現在は3巻目。
おそらく「楽園の瑕」の元ネタになった話ではないかと思われる話が掲載。つうか、主役2人がこじれた原因がちょこちょこと。
このシリーズは3部作で、私が読破したのが真ん中の2部、現在その1部目を読んでいる。このシリーズでのキーワードは華山論剣、九陰真経である。
九陰真経とは、武術の奥義を極めた達人がしたためた武術奥義書。
華山論剣とは、武術の達人が集って誰が頂点かを決める戦い(「ドラゴンボールの「天下一武道会」みたいなものかと)である。
基本的に若い人間が新しく道を切り開いていく展開なのだが、導いていく老人というか年寄りというか、ごにょごにょ、パワフルな老人がステキなのだ。
今回は桃花島の島主・東邪が娘の婿を決めるにあたり、婿候補を連れてくるのだが、じゃじゃ馬娘は家出の最中に彼氏ができちゃって島に連れてきて父親と揉めるという話で、その間に西毒やら北乞が混ざってくるという・・・。
簡潔に行ってしまえば、父娘ケンカ。(ああ・・・)
父が激怒、娘は彼氏と逃げ出して、さあどうなる!
現在は3巻目。
おそらく「楽園の瑕」の元ネタになった話ではないかと思われる話が掲載。つうか、主役2人がこじれた原因がちょこちょこと。
このシリーズは3部作で、私が読破したのが真ん中の2部、現在その1部目を読んでいる。このシリーズでのキーワードは華山論剣、九陰真経である。
九陰真経とは、武術の奥義を極めた達人がしたためた武術奥義書。
華山論剣とは、武術の達人が集って誰が頂点かを決める戦い(「ドラゴンボールの「天下一武道会」みたいなものかと)である。
基本的に若い人間が新しく道を切り開いていく展開なのだが、導いていく老人というか年寄りというか、ごにょごにょ、パワフルな老人がステキなのだ。
今回は桃花島の島主・東邪が娘の婿を決めるにあたり、婿候補を連れてくるのだが、じゃじゃ馬娘は家出の最中に彼氏ができちゃって島に連れてきて父親と揉めるという話で、その間に西毒やら北乞が混ざってくるという・・・。
簡潔に行ってしまえば、父娘ケンカ。(ああ・・・)
父が激怒、娘は彼氏と逃げ出して、さあどうなる!
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前日の疲れを午前中に癒し、午後は歯医者へ。
前の会社で使っていたところが時間帯が合わなかったため、急遽地元の昔からお世話になっているところへ。
ええもう、3歳の頃から使っているし、医者に至っては大学出てのぽっと出の頃から相手をしている。
「妹さんは半年に1回来るのに、君は・・・」
すまん、前の会社で使っているところが便利でつい。
古龍の「四本眉毛シリーズ」邦訳が復刊&新刊発売ということで、先月に予約したため、自宅に到着している。四本眉毛というのは、四つ眉毛があるわけでなく、眉毛のように見えるヒゲが口元に2本生えている主人公のあだ名である。主人公は陸小鳳という男。
内容はミステリー&アクション&アドベンチャー&友情?である。
現在、復刊は図書館で読んだ文庫版より全部訳しているため完訳(ページ増量)を読破し、2巻目を読んでいる。ああもう、友情が!酒が!女が!と古龍コッテリに浸かっている。
全7巻予定で、現在2巻刊行。3巻目は夏以降。
給料が入ったので、木下けい子の「キスブルー」購入。
今までのと違った切ない言動に激しく感動。感想ハガキを送ることにする。
前の会社で使っていたところが時間帯が合わなかったため、急遽地元の昔からお世話になっているところへ。
ええもう、3歳の頃から使っているし、医者に至っては大学出てのぽっと出の頃から相手をしている。
「妹さんは半年に1回来るのに、君は・・・」
すまん、前の会社で使っているところが便利でつい。
古龍の「四本眉毛シリーズ」邦訳が復刊&新刊発売ということで、先月に予約したため、自宅に到着している。四本眉毛というのは、四つ眉毛があるわけでなく、眉毛のように見えるヒゲが口元に2本生えている主人公のあだ名である。主人公は陸小鳳という男。
内容はミステリー&アクション&アドベンチャー&友情?である。
現在、復刊は図書館で読んだ文庫版より全部訳しているため完訳(ページ増量)を読破し、2巻目を読んでいる。ああもう、友情が!酒が!女が!と古龍コッテリに浸かっている。
全7巻予定で、現在2巻刊行。3巻目は夏以降。
給料が入ったので、木下けい子の「キスブルー」購入。
今までのと違った切ない言動に激しく感動。感想ハガキを送ることにする。
戦う司書と黒蟻の迷宮
2006年5月18日 読書
ライトノベルズで現在、ぼちぼーち読んでいる、山形 石雄。
集英社スーパーダッシュ文庫にて3冊目。SD新人大賞を受賞している作家さんであります。
この人の作風の場合、作品のゲスト(1回しか出てこないキャラ)が主人公になり、連続して出てくる人物らが脇役になるというものである。
脇役が世界最強の戦士というのも凄い話だが・・・。
このシリーズの世界観では「本」は死者の生前の記憶が封じられた石であり、石に触れば死者の記憶に触れることとなる。それを管理されているのがバントーラ神立図書館。その図書館にて本を守り、管理するのが武装司書と呼ばれる特殊な技術を持った戦士である。なので、本のタイトルにある「戦う司書」とは、この武装司書を指している。
今回の主人公は表紙にある青年。武装司書でも1,2を争う力の持ち主ながら、図書館にて引きこもり生活を送っていた。その青年が突然、反乱を起こし、味方の武装司書らに攻撃をかけてきた!武装司書のトップである館長代行ハミュッツは迎えうつべく、攻撃をしかける。
ゲストが主人公ということは、つまるところ、1冊で一人を深く掘り下げる必要がある。しかしながら、表面上しか見られないような状態で抹殺されてしまうため、この世界観である「本」として触らない限りは残ったものの推測でしか存在しえないはかなさがあるのだ。連続して出てくる脇役はそのまんま脇役として掘り下げられずにいるため、どうにも消化不良を起こしそうだが、最後に救いがあるため読みやすい。
本が好きな人なら思わずにやっとしてしまいそうな、本の貯蔵描写や設定なので、舞台を楽しめることは保証する。
これは比較的どこでも入手しやすいので、あえて特記なし。
集英社スーパーダッシュ文庫にて3冊目。SD新人大賞を受賞している作家さんであります。
この人の作風の場合、作品のゲスト(1回しか出てこないキャラ)が主人公になり、連続して出てくる人物らが脇役になるというものである。
脇役が世界最強の戦士というのも凄い話だが・・・。
このシリーズの世界観では「本」は死者の生前の記憶が封じられた石であり、石に触れば死者の記憶に触れることとなる。それを管理されているのがバントーラ神立図書館。その図書館にて本を守り、管理するのが武装司書と呼ばれる特殊な技術を持った戦士である。なので、本のタイトルにある「戦う司書」とは、この武装司書を指している。
今回の主人公は表紙にある青年。武装司書でも1,2を争う力の持ち主ながら、図書館にて引きこもり生活を送っていた。その青年が突然、反乱を起こし、味方の武装司書らに攻撃をかけてきた!武装司書のトップである館長代行ハミュッツは迎えうつべく、攻撃をしかける。
ゲストが主人公ということは、つまるところ、1冊で一人を深く掘り下げる必要がある。しかしながら、表面上しか見られないような状態で抹殺されてしまうため、この世界観である「本」として触らない限りは残ったものの推測でしか存在しえないはかなさがあるのだ。連続して出てくる脇役はそのまんま脇役として掘り下げられずにいるため、どうにも消化不良を起こしそうだが、最後に救いがあるため読みやすい。
本が好きな人なら思わずにやっとしてしまいそうな、本の貯蔵描写や設定なので、舞台を楽しめることは保証する。
これは比較的どこでも入手しやすいので、あえて特記なし。
リストランテ・パラディーゾ
2006年5月17日 読書
さぁ、どんどん行くよー!新規開拓作品。オノ・ナツメ。
別名「basso」でも書いているが、そちらはBL系。普通のマンガの場合はこのペンネームを使っている。
祖父母に預けられていた主人公は、母親が再婚した男が経営するレストラン(リストランテ)へ乗り込んで男に自分が結婚した女の娘であることを暴露しに行った。そのレストランの給仕orシェフはメガネ、老紳士ばかり。主人公は母親の秘密を暴露するのか、そして主人公が片思いしている給仕の老紳士との恋の行方は?
主にメガネ老紳士と主人公の女の子の人間関係を中心に、母と娘、兄と弟、別れた妻と元夫の関係が1話ごとに集中して描かれていく。
洋画を見ているようなファッションセンスや生活様式に加えて、メガネ老紳士萌えまで充填してくれる凄い作品。
太田出版なので店頭での入手は難しいかもしれず。取寄せやネットでの購入をオススメします。
別名「basso」でも書いているが、そちらはBL系。普通のマンガの場合はこのペンネームを使っている。
祖父母に預けられていた主人公は、母親が再婚した男が経営するレストラン(リストランテ)へ乗り込んで男に自分が結婚した女の娘であることを暴露しに行った。そのレストランの給仕orシェフはメガネ、老紳士ばかり。主人公は母親の秘密を暴露するのか、そして主人公が片思いしている給仕の老紳士との恋の行方は?
主にメガネ老紳士と主人公の女の子の人間関係を中心に、母と娘、兄と弟、別れた妻と元夫の関係が1話ごとに集中して描かれていく。
洋画を見ているようなファッションセンスや生活様式に加えて、メガネ老紳士萌えまで充填してくれる凄い作品。
太田出版なので店頭での入手は難しいかもしれず。取寄せやネットでの購入をオススメします。
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最近、マンガ&ライトノベルズの新規開拓をしているため、本代に給与が飛んでいる有様だが、その中でも一押し「木下 けい子」。
大洋図書からしか出ていない&アンソロジー参加が多いため、単行本は4冊、そのうち1冊は短編集のため、まだまだ寡作な作家ではなるが、BL系マンガ家としては、ほんわかな中に深い人間描写が絶妙でこれからが楽しみな作家である。
これは1冊読みきり。
父子家庭の主人公ハルは父親の死により天涯孤独に。そこへ「僕は君のともだち」と名乗る弁護士が現れて・・。
設定としてはよくあるパターンだが、キャラの感情表現の描写や展開にさわやかな風を感じられる好作品。
この前に1冊買っていて、作風にほれ込んで蒐集中。小さな書店だと発売当初にしか置いていないことが多いため、買う場合は取り寄せやネット販売に頼るのがよいかと思われる。
今は「キスブルー」が続いているようなので、気になった人はぜひチェックを。
大洋図書からしか出ていない&アンソロジー参加が多いため、単行本は4冊、そのうち1冊は短編集のため、まだまだ寡作な作家ではなるが、BL系マンガ家としては、ほんわかな中に深い人間描写が絶妙でこれからが楽しみな作家である。
これは1冊読みきり。
父子家庭の主人公ハルは父親の死により天涯孤独に。そこへ「僕は君のともだち」と名乗る弁護士が現れて・・。
設定としてはよくあるパターンだが、キャラの感情表現の描写や展開にさわやかな風を感じられる好作品。
この前に1冊買っていて、作風にほれ込んで蒐集中。小さな書店だと発売当初にしか置いていないことが多いため、買う場合は取り寄せやネット販売に頼るのがよいかと思われる。
今は「キスブルー」が続いているようなので、気になった人はぜひチェックを。
終電と本購入のチキンレース
2006年5月9日 読書本日発売の小説雑誌がある。いわゆる低俗小説なので、会社付近での取り扱いはない。更にいえば、今日は残業が夜遅くまであるので、深夜まで開いている本屋へ行って買わなくてはいけない。
いつも渋谷にあるアニメイトが22時まで開いているため、そこで買う予定だったが、そんな時間で終わる仕事ではない。そのため、初めての試みで渋谷で24時間営業の書店である山下書店へ奇襲をかけることになった。
23時頃会社を出る。
さっそくネットでみた地図を頭に叩き込んで、山下書店へ。
ぐるっと見渡したところ目当ての雑誌はない。
店員に聞いたら「取り扱いがない」その段階で使えない本屋に決定。
仕方がないので、一縷の望みをかけて終電ギリギリにはなるが、梅が丘にある書店へ行くことにした。電車の乗り換えなどを計算すると梅が丘駅について本を買って駅まで戻るまでに余裕は10分程度。
23:25に梅が丘駅に到着。ひたすら走って梅が丘の書店へ。
ここは建て替えのためにしばらく営業店舗が移動したまんま、行方不明だったが、先日漢学会に参加した際に復活したことを確認していた。この書店ほどすごい書店は知らない。なぜなら、開店時間が8時位で閉店が深夜2時。そして大学の近くにあるが、学術書は学校内の書店に任せて、マンガとライトノベルズ、絵本、雑誌を主に扱っている。
ありました。
やっぱり。
さすが・・・。学生時代から買っているから扱っているとは思っていたが、新装開店しても扱っていたとは。
深夜に買った後は「おやすみなさい」と言われるのもそのまんま。
ほくほくしつつも、終電があるため、再び駅まで走って戻る。何とか終電に間に合った。汗だくになりつつも本を買えたので、これは勝利ということで。今度からは浮気せずに梅が丘の書店へ直行することにする。
いつも渋谷にあるアニメイトが22時まで開いているため、そこで買う予定だったが、そんな時間で終わる仕事ではない。そのため、初めての試みで渋谷で24時間営業の書店である山下書店へ奇襲をかけることになった。
23時頃会社を出る。
さっそくネットでみた地図を頭に叩き込んで、山下書店へ。
ぐるっと見渡したところ目当ての雑誌はない。
店員に聞いたら「取り扱いがない」その段階で使えない本屋に決定。
仕方がないので、一縷の望みをかけて終電ギリギリにはなるが、梅が丘にある書店へ行くことにした。電車の乗り換えなどを計算すると梅が丘駅について本を買って駅まで戻るまでに余裕は10分程度。
23:25に梅が丘駅に到着。ひたすら走って梅が丘の書店へ。
ここは建て替えのためにしばらく営業店舗が移動したまんま、行方不明だったが、先日漢学会に参加した際に復活したことを確認していた。この書店ほどすごい書店は知らない。なぜなら、開店時間が8時位で閉店が深夜2時。そして大学の近くにあるが、学術書は学校内の書店に任せて、マンガとライトノベルズ、絵本、雑誌を主に扱っている。
ありました。
やっぱり。
さすが・・・。学生時代から買っているから扱っているとは思っていたが、新装開店しても扱っていたとは。
深夜に買った後は「おやすみなさい」と言われるのもそのまんま。
ほくほくしつつも、終電があるため、再び駅まで走って戻る。何とか終電に間に合った。汗だくになりつつも本を買えたので、これは勝利ということで。今度からは浮気せずに梅が丘の書店へ直行することにする。
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今日も今日とて作家&マンガ家のタマゴたちの作品を購入&鑑賞へ。
最近、金がないというのは殆ど新規開拓のためだ。
先日買い損ねたものを購入後はぷらっと推薦されている本を購入。
エキストラCDで音楽も聞けるわ、絵本も音楽付きで見られるものを買ったり、新人賞を取った商業誌をイベント価格で購入したり。更に展示品もあったのでなるべく多く作品を見ることにした。
#買った後に後悔したものもあったが、これは私の授業代・・・。
更に東京へ出たついでとばかりに本屋を渉猟。
木下けい子《ボクとオレのカワイイあのコ》
BL系のマンガだが、これが意外にストーリーがよい。まだ3冊しかないが、これから注目する予定。
そんなこんなの間に《水滸伝》4巻読了。
最近、金がないというのは殆ど新規開拓のためだ。
先日買い損ねたものを購入後はぷらっと推薦されている本を購入。
エキストラCDで音楽も聞けるわ、絵本も音楽付きで見られるものを買ったり、新人賞を取った商業誌をイベント価格で購入したり。更に展示品もあったのでなるべく多く作品を見ることにした。
#買った後に後悔したものもあったが、これは私の授業代・・・。
更に東京へ出たついでとばかりに本屋を渉猟。
木下けい子《ボクとオレのカワイイあのコ》
BL系のマンガだが、これが意外にストーリーがよい。まだ3冊しかないが、これから注目する予定。
そんなこんなの間に《水滸伝》4巻読了。
梟覇〈上〉血染めの剣
2006年4月29日 読書
やっと読み終わったので感想文。
一言でいえば、香港ノワールですなー、古装片(時代劇)の。
原作者は《如来神掌》(原作名は天仏掌)を書いた人。ということは、「カンフー・ハッスル」の元ネタの作者の一人と考えてよい。
最近こういう血生臭いものばかり見ているから好戦的に(ぼそぼそ)
童顔で純朴そうな顔をした青龍社という集団の頭領、燕鉄衣。この集団はいわゆる「マフィア」である。上がりの取り合いやら、他の集団との抗争などがあり、それが時代を特に設定しないで抗争・武術・仁義が主に描かれる。
そういうわけで、香港ノワールのような展開が多いので、武侠小説を読んでいる気分にはあんまりならない。チャンバラ劇よりライトノベルズに近いので、見かけたらどうぞのレベル。
相方より北海道土産を貰う。明日はのんびり過ごす予定。
一言でいえば、香港ノワールですなー、古装片(時代劇)の。
原作者は《如来神掌》(原作名は天仏掌)を書いた人。ということは、「カンフー・ハッスル」の元ネタの作者の一人と考えてよい。
最近こういう血生臭いものばかり見ているから好戦的に(ぼそぼそ)
童顔で純朴そうな顔をした青龍社という集団の頭領、燕鉄衣。この集団はいわゆる「マフィア」である。上がりの取り合いやら、他の集団との抗争などがあり、それが時代を特に設定しないで抗争・武術・仁義が主に描かれる。
そういうわけで、香港ノワールのような展開が多いので、武侠小説を読んでいる気分にはあんまりならない。チャンバラ劇よりライトノベルズに近いので、見かけたらどうぞのレベル。
相方より北海道土産を貰う。明日はのんびり過ごす予定。