野暮用の帰りに「UN-GO:因果論」を見る。
秋からスタートしたアニメ「UN-GO」は坂口安吾のミステリを原案とした作品だが
これはテレビで放送中の話が始まる前の0話という位置づけになっている。
主人公の探偵と因果が出会うエピソードだ。

人のために生きようとする主人公は紛争地帯で巡回映画をしている。
たまたま出会った日本のNPO団体と行動を供にしているうちに
結果として自衛隊が戦争へ突入する切っ掛けを作ってしまう。

監督が水島精二さんなので、さらっと重たいテーマを投げてくるため
45分の短さなのに実写の邦画2時間よりも見応えがある。

紛争地帯に向かったNPO団体の主張と行動、
それに賛同しているはずのメンバーの思いとそれぞれの下心、
人の思いと行動のすれ違いを上手く描ききっている。

旧”鋼”が好きな人ならば楽しめると思うので
お時間があればぜひ見て欲しい。

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