「海角」のせいかもしれないが
台湾へ行って甘いもん食べて海に山に分け入って
本やDVD、CDを買ってまったりしたい!

仕事で他人の海外出張の手配をしていると血が騒いで仕方ない。

それはさておき名文集を読了。
「蘭亭序」を調べるために借りたのだが
さすがにベストセレクションだけあって面白い。

知識として存在を知っているぐらいのものが多かったので
せっかくだからと訓読の練習もついでに兼ねて・・。

「離騒」「出師表」「帰去来辞」「蘭亭記」は
教科書で抜粋を読んでいたことを思い出して懐かしかったし
初めて読む「陳情表」「祭十二郎文」も素晴らしかった。

現代まで残っている文章は奏上文や詩、賦がほとんどなので
古いタイプだと四六駢儷体だったり、政治についての文章で
名文でも疲れる。その隙間に白居易「与微之書」が入っていた。

これが非常にゆるーいんですわ。
手紙だし。友人宛てだし。私文書だし。なんで残っているかといえば
その友人が手紙類を文集にしてまとめていたせいだし。

その友人が元稹(字が微之)。こちらも「鴛鴦伝」という小説を書いている。

雰囲気に合わせて翻案すれば
「微之くんに3年も会ってないし、2年も手紙貰ってなくてさびしいなー。」

「君が病気で死にそうになった時、僕に送ってくれた詩に感動しちゃった★」

「そうそう、こっちに赴任してからは一族を呼び寄せて生活してるけど
 借金もせずになんとかやってるから安心してよ」

「夜に思いついて詩を作ったので書いてみたー。
 この詩の気持ち分かってくれるかな」

・・えーと。
なんだかカワイイぞ、このおっちゃん(書いたのが46歳)。

お互いに宛てた手紙類を別々に文集にしているってどんな本だ!
研究者からも「仲良すぎてキモチ悪い」って言われる、このお二方。
○モですか、それとも中華圏によくある友情炸裂タイプかもしれないが
とりあえず『白氏文集』によっているそうなので他にも読んでみるか。

さて、友人に貸す映像メディアを選ぶ。
古龍関係はもちろんだが、てぃろんものも入れて
今年、日本で公開予定の「投名状」とか
じぇるんさん大陸版CDも入れてみるか
それともニコラスのまーべらす連ドラを入れるか。
悩ましい・・。

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