そろそろ負荷のかかり過ぎが出るよなー、出るに違いない、出るだろ!
そんな感じで待ち構えていたわけですが、やっぱり発作が出た。

3年だか2年だかぐらい前に発症して以来、仕事を詰め込んだ挙句に
ランナーズ・ハイ、カフェインの副作用から極度の疲労感、やる気の減退という
まるで崖が崩れ落ちるような精神の崩落が起きる時があるのだ。

これが出たら「一回休み」が出たと思って、ぼんやりしているしかない。
今話題のサーキットブレーカーみたいなもんです。
今回は株価の乱高下で投資もしてないのに気が乱れたせいもありましょう。
大暴落で第三次世界大戦なんて起こされちゃたまったもんぢゃない。。

さて。
そんな状況だったのでひたすら『中国怪異譚』なんてものを通勤中に
読んでいるわけだが。

幽霊が生きている人間へ苦情を言いたてる話が半数を占めており
社会を風刺したり、言いたい放題させるキャラクターとして登場する。

作者が上級の官僚で名家の出だけに儒学の影響が強く
女性は貞節を守れとか親に尽くせとか堅苦しい面があって
キツネの話が多い『聊斎志異』よりもファンタジー色は薄い。

その分、冥界の官僚世界(笑)が生々しくリアルに描かれているので
当時の知識人が見ていた現世とあの世を知るにはいい作品と思われる。

この小説によると気分が落ち着いていないと幽霊などに隙をつかれて
ものごとを冷静に判断しかねる状態に陥るそうなので
まずはゆったりだるだるといたしましょうかの。。

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