江湖映画

今回の映画祭において本命ともいうべき「楚留香」。
DVD発売なんか待ってられっか！！と気合を入れて
原作者・古龍ファンである江湖の悪いお友達をたぶらかして
映画館へ引っ張ってきてみた♪主催者褒めて〜。

主演は狄龍。この映画で武侠片の帝王になったらしいがさもありなん。
原作を知っている友人曰く、楚留香の第一話を忠実に再現が前半、残りは
ノリで処理。さすがショウブラ・・！恐ろしい子(笑)

古龍原作の映画なので文章であらすじ書いても、まとまりが全くつかない
ので感想やら思い出したことなど。

邦訳版では出てない美少女アシスタント3人が出てきたり、鼻が悪いこと
を映像化されて、ひゃっほうと喜ぶバカはいるものの、原作を知らんと
あっという間に置いてかれる展開はさすが。

ドイツ映画祭(トーキー中心)でもあったが、海外の日本文化ってどんな
見方されてるんでしょ？今回は伊賀忍者っすよ！ちょんまげ結ってて
色町にいたら火災にあって逃げ出したような侍姿の・・。むしろ楚留香の
服装の方が忍者に近いのに。なお、ハラキリはありません(笑)

友情炸裂はデフォ。もちろんツンデレ友情もあり。一点紅ってなんだ
かんだ言っても楚留香のバカにつきあい、父親を探しに来たギャルっ子
娘にもつきあい・・・がんばれ苦労人。キミのアクションはステキだ。

注目すべきは狄龍の表情。最近のマジメな顔しか見ていない身としては
笑顔の大安売り状態のこの映画は貴重。墓場の盂蘭盆会ではニヤニヤ、
人肉食らって満点笑顔、ゴンドラで水責めされつつ、水母陰姫へも笑顔
でGO！古龍でよくいる「笑顔のうさんくさい」大侠ですわ♪

そしてショウブラのお楽しみ「ちょっと待て、これで終わりかよ！」
も健在。ブランコが揺れて終了なんて詩的でしょー、とか思ってるんじゃ
ないか・・製作者側ぁぁ(泣笑)

まとめ。狄龍主演の映画を24時間くらい続けて見て眼球と魂を洗いたい。