紫禁城のしみつ

会社から何とか脱走して東京都写真美術館「紫禁城写真展」を見に行く。木・金だけ20時まで開いている♪

1990年代の写真と100年前に撮影した写真の比較ができるように入り口付近では展示。奥に100年前の写真がいっぱい〜。

100年前といえば最後の皇帝溥儀が逃げ出した後、もぬけの殻となり国内戦争真っ只中。あの宮城も草ぼうぼう。国際ニュースのバックになっている天安門には毛沢東の写真もない。原っぱのど真ん中に、そんな門だけあって、その前の道路では車どころかロバだか馬が荷物引いて、辮髪のおっちゃんが田舎道のような原っぱを歩いている。

宮殿内のあのキレイな石畳にも雑草が元気に生えていて中々ショッキングな写真がいっぱい。故宮博物院として手入れされていなけりゃこんなものなのか。

更に面白いもの。玉座のある辺りは石がむき出しになっているが、昔は絨毯というか毛布が敷かれている。これってモンゴルで見たパオの内装と同じ？宮殿の一部については雑な作りと記述があったが、よくよく見たらモンゴルとかで見た柱の装飾と似ている。清朝とは別の遊牧民族が建国したが、文化面では似たり寄ったりなんだろうか。元は明朝が作った建物だから漢民族の文化が根っこにはあるが、間借りしてから、せっせとリフォームしたんだろう。

また、出入り口の両開き扉には、上からすだれのように毛布がかかっている。北京は寒いからのう。。あの扉じゃね。北京のスーパーや百貨店の入り口にあったビニール製のすだれっぽい(日本でいえば、鮮魚売り場の裏側への出入り口にある黒いゴムっぽいアレ)。

実際に人が住んでいて、夜逃げ同然で出て行った後の写真だから、おそらく住んでいた当時も素材はともかく似たような形態で使っていたのだろう。博物館としてある今の姿よりも見ていて面白い！

写真集は1700円。今お金がないので会期中にまたね(涙)・・とかいいつつ、帰りに某○ニメイトで物色。物色だけですよって・・なんでもう発売してるんよ！

マーベラス3巻

しかも薄っ！過去話だ。3年後の話じゃのうて、魚ちゃんと花ちゃんの父ちゃん時代と悪人谷時代の魚ちゃん話。文句言いつつ手に取ってますがな。写真集買わずにまあべらす(笑)。次の4巻は6月。5巻も7月に出す気だーー。ま、負けないぞー。