華仔のためならどこまでも

基本の私はスッピンで、ひたすらダルーっとした服を着用し、予想外にデートでも誘われたら「すみません・・・」と断らざるをえないようなラフなんてステキな言葉で誤魔化せないような油断しきった格好をしている。

しかしながら、本日に限っては気合の入れようが違う。
ベースは自分でやりつつも、アイラインの赤を妹に入れてもらい、ピンクハウスのヒラヒラのフリル付きジーンズ地のスカートとジャケットを着て、ヒールをはいた。

今年度最初の野望「年末の会報誌で写真に載れるように目立つ」は達成できるのか？それよりも足が死なずに自宅へ帰れるのか？不安はつきないが出発する。

新宿のセンチュリーハイアットで成田へお出迎えツアーの集合があるので、それまでに早いお昼をqiu大姐と済ませ、そして姐お手作りのキラキラ内輪を預かり、バスに乗り込む。

こんな企画に参加するのが初めてで自分は緊張していたが、いつものように香港スタッフと日本スタッフのフォローでさくさく事が進んでいく。映画『墨攻』のプロモーションで来日するので、成田でのお出迎えも香港版『墨攻』ボードを配布されて、自分らが用意した応援グッズと共に掲げるよう指示された。

成田空港に到着し、一時待機の後、お出迎えゲートへ出陣！みんなバスから降りて、FC専用のオレンジTシャツを着用し、行列してたったか歩いている様に、何事かと皆の視線が注目。歩いている私らだって笑っちゃうような行列だ。『墨攻』ボードや応援グッズも見えているし。

空港内に入った途端に場所の争奪戦。いい位置でアンディ兄貴の写真を撮ろうと皆必死。私は弾かれて、出口付近の柱の影になってしまったが、逆にそこはベテラングループの溜まり場だった故に、実はいいポジションか？と期待が高まる。場所取りが落ち着いたところで、到着ロビーにいる旅行客から「誰が来るのー？」と聞かれるFCメンバー。なのでボードを振り振りしながら「この人、アンディ・ラウ☆」と宣伝しまくる私ら。空港係員までも苦笑するような熱い集団が狭いところにぐちゃっと集中している光景は凄い。

しばらくして入国審査が終わったアンディ兄貴登場！ニット帽に黒いコート、ジーンズに運動靴じゃ付き人と一緒になって見つけづらいってば(涙)。柱の影だからこそ、ロープの張っている棒をじわりじわりと前へ押し込み、時期を伺っていた私は、たまたまカートが渋滞して立ち止まったところを使い捨てカメラで撮影、すぐさまカメラを左脇に挟んで右手を伸ばしたら、ステキな笑顔を向けているアンディ兄貴より握手していただいた♪この間、少々記憶がすっ飛んでいる。

気付いたらベテラングループの人に引っ張られて「ほらほら！アンディの頭がまだ見えるよ！」とロープ内側へ連れられて頭を拝んでいた。アンディ兄貴が消えた途端に撤収命令が空港職員より出されて、バスに収容されて元いたセンチュリーハイアットへ連れて行かれる。

再びqiu大姐と合流し、夕飯をがっつり食べて、ファンミーティングに参加。

去年と同じような形式で、まずアンディ兄貴とツーショット写真。プロが撮影し、流れ作業でさくさく進むという奴だ。兄貴曰く「半年前も撮ったけど、今年も撮って、見比べてね。もちろん僕じゃなくて君をだよ」。今年こそいい感じで撮るぞー！と姐と私も気合を入れて化粧をしてきた。

ところがですよ。直前までは覚えているのに、いざアンディ兄貴と一緒に撮る段階になって記憶が飛んでしまっている。とりあえず覚えているのが、撮影が終わってアンディ兄貴より「サンキュー」と耳打ちされたのと、スタッフから「ほらほら、ポラロイドを持って行きなさい」としょっ引かれたことだけ。

#ポラロイドの絵が出るまでに直視できず、裏返しで振り振りしてい
#た。qiu大姐のひきつった笑顔の写真をダシに爆笑した後にそっと
#自分のを確認。。。おおお、普通に写っておる！奇蹟だ！

後は日本のイベント部グループの出し物と、モチつき大会、ゲームに、リクエストを出して歌ってもらうと昨年と同様。そして、なぜかプレゼントに当たる私。いやーな予感がしたのだ。昨年のショーン以来、よく当たる私だが、微妙に外すのだ。今回もまた同じで
「大阪公演のチケット」・・・1月17日の。無理だよー3日サボったら殺されます！ということで辞退して、大阪FCの人に廻してもらった。

自宅へ何とかたどり着くも、妙に身体が重くて仕方がない。最後の力をふりしぼって化粧を落として床に就く。