戦う司書と黒蟻の迷宮
2006年5月18日 読書
ライトノベルズで現在、ぼちぼーち読んでいる、山形 石雄。
集英社スーパーダッシュ文庫にて3冊目。SD新人大賞を受賞している作家さんであります。
この人の作風の場合、作品のゲスト(1回しか出てこないキャラ)が主人公になり、連続して出てくる人物らが脇役になるというものである。
脇役が世界最強の戦士というのも凄い話だが・・・。
このシリーズの世界観では「本」は死者の生前の記憶が封じられた石であり、石に触れば死者の記憶に触れることとなる。それを管理されているのがバントーラ神立図書館。その図書館にて本を守り、管理するのが武装司書と呼ばれる特殊な技術を持った戦士である。なので、本のタイトルにある「戦う司書」とは、この武装司書を指している。
今回の主人公は表紙にある青年。武装司書でも1,2を争う力の持ち主ながら、図書館にて引きこもり生活を送っていた。その青年が突然、反乱を起こし、味方の武装司書らに攻撃をかけてきた!武装司書のトップである館長代行ハミュッツは迎えうつべく、攻撃をしかける。
ゲストが主人公ということは、つまるところ、1冊で一人を深く掘り下げる必要がある。しかしながら、表面上しか見られないような状態で抹殺されてしまうため、この世界観である「本」として触らない限りは残ったものの推測でしか存在しえないはかなさがあるのだ。連続して出てくる脇役はそのまんま脇役として掘り下げられずにいるため、どうにも消化不良を起こしそうだが、最後に救いがあるため読みやすい。
本が好きな人なら思わずにやっとしてしまいそうな、本の貯蔵描写や設定なので、舞台を楽しめることは保証する。
これは比較的どこでも入手しやすいので、あえて特記なし。
集英社スーパーダッシュ文庫にて3冊目。SD新人大賞を受賞している作家さんであります。
この人の作風の場合、作品のゲスト(1回しか出てこないキャラ)が主人公になり、連続して出てくる人物らが脇役になるというものである。
脇役が世界最強の戦士というのも凄い話だが・・・。
このシリーズの世界観では「本」は死者の生前の記憶が封じられた石であり、石に触れば死者の記憶に触れることとなる。それを管理されているのがバントーラ神立図書館。その図書館にて本を守り、管理するのが武装司書と呼ばれる特殊な技術を持った戦士である。なので、本のタイトルにある「戦う司書」とは、この武装司書を指している。
今回の主人公は表紙にある青年。武装司書でも1,2を争う力の持ち主ながら、図書館にて引きこもり生活を送っていた。その青年が突然、反乱を起こし、味方の武装司書らに攻撃をかけてきた!武装司書のトップである館長代行ハミュッツは迎えうつべく、攻撃をしかける。
ゲストが主人公ということは、つまるところ、1冊で一人を深く掘り下げる必要がある。しかしながら、表面上しか見られないような状態で抹殺されてしまうため、この世界観である「本」として触らない限りは残ったものの推測でしか存在しえないはかなさがあるのだ。連続して出てくる脇役はそのまんま脇役として掘り下げられずにいるため、どうにも消化不良を起こしそうだが、最後に救いがあるため読みやすい。
本が好きな人なら思わずにやっとしてしまいそうな、本の貯蔵描写や設定なので、舞台を楽しめることは保証する。
これは比較的どこでも入手しやすいので、あえて特記なし。
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