劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 (通常版)
2006年1月26日 映画
ギリギリになってAmazonで購入した一品。昨年の夏に劇場で公開され、友人と一緒に徹夜して舞台挨拶と共に作品を鑑賞した。その時の劇場内の一体感は格別な思い出として心に残っていた。
原作の漫画とは違い、兄弟愛へと突き進んでいったアニメ版の完結篇であり、ナチスの台頭などシリアスな場面もあり、ファンサービスな主要キャラ総出演と100分でてんこ盛りな内容だ。テレビ版をリアルタイムで見てきたファンにとっては、これも含めて1シリーズと考えてもらいたい。
熱狂的ファンではない私としては、このアニメで監督が描きたかったのは、現実と離れて生きてはいけないというメッセージではなかったかと考える。押井でいえば「うる星やつら」劇場版「ビューティフル・ドリーマー」のようなマンガ好き、アニメ好きでそれにのめりこんでいる者へのアンチテーゼではないかと。
技術面でいえば、最近のアニメでは白眉の部分がある。最初と最後のシーンでジプシーが歌い踊るところで曲と絵がシンクロしている。これは映画評論家にも絶賛された部分であり、こういう凝った演出は久しぶりだ。アニメといえども、キャラの立ち方で売っている最近の流れは今ひとつで、こういう演出部分でぜひとも新しいものを見ていきたい。
場面を見るたびに舞台挨拶のあったあの日を思い出す。この場面で喜びの声が、このシーンで笑ったなどなど。映画館は静かに楽しむよりは、俳優や場面で声を上げる方が楽しいが、なかなかそういうメンバーにはめぐり合えない。
原作の漫画とは違い、兄弟愛へと突き進んでいったアニメ版の完結篇であり、ナチスの台頭などシリアスな場面もあり、ファンサービスな主要キャラ総出演と100分でてんこ盛りな内容だ。テレビ版をリアルタイムで見てきたファンにとっては、これも含めて1シリーズと考えてもらいたい。
熱狂的ファンではない私としては、このアニメで監督が描きたかったのは、現実と離れて生きてはいけないというメッセージではなかったかと考える。押井でいえば「うる星やつら」劇場版「ビューティフル・ドリーマー」のようなマンガ好き、アニメ好きでそれにのめりこんでいる者へのアンチテーゼではないかと。
技術面でいえば、最近のアニメでは白眉の部分がある。最初と最後のシーンでジプシーが歌い踊るところで曲と絵がシンクロしている。これは映画評論家にも絶賛された部分であり、こういう凝った演出は久しぶりだ。アニメといえども、キャラの立ち方で売っている最近の流れは今ひとつで、こういう演出部分でぜひとも新しいものを見ていきたい。
場面を見るたびに舞台挨拶のあったあの日を思い出す。この場面で喜びの声が、このシーンで笑ったなどなど。映画館は静かに楽しむよりは、俳優や場面で声を上げる方が楽しいが、なかなかそういうメンバーにはめぐり合えない。
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