会社では朝礼で社長に指名された人が小咄を披露することになっている。今日指名された人は「選挙で自民党が勝ったのはなぜか」という小咄。30年未満の人生で選挙に2度しか行ったことがなく、テレビで騒いでいたし、某人の敵の党を叩くのが気に食わなくて、自民党に投票したんだけど、圧勝したのはキャッチが上手かったからなんですねえ、といった内容。

朝から縁起でもない話を。ブログやメルマガでそういった話をされるのは読む義務がないためスルーできるが、顔を合わせた場で何をしても耳に入る場ではやることじゃない。しかもこの人の場合、経営コンサルトの話をパクったのが丸分かり。数日前にメルマガで同じようなことが書いてあったからだ。

それを他人の意見に寛容じゃないという意見もあるようだが、自分の身を守るためでもあるのだ。某国の人は何があっても政治の話をしないのは今の政権でも、それを打ち倒して出来る政権でもどっちが勝ってもいいようにしているのだ。なぜなら勝った政権側についていなければ殺される可能性があるからだ。またついていたとしても新しい別政権が建てばまたその可能性が・・・。「触らぬ神に祟りなし」を決め込むのが庶民の知恵なのだそうである。個人が思想により殺されるという考えに及ばないほど平和なのだと思う。

#勢いで政党に投票するのは百歩譲って許せても、責任を取る気がないような話っぷりに「この人は信用しちゃいけない」と警戒レベルを上げた。>朝の小咄担当者

で、タイトルの意味。朝からそんなわけで心の中で憤っていたわけだが、友人からも似たような話を聞いたことを思い出したのである。会社だか何かの集まりで食事をして「政治と宗教の話」を出してきたので注意したのだが、全く理解に苦しむと言った具合で相手されなかったそうだ。祖父母に囲まれて育った友人には信じられない不作法で、みんなそんなものなのー!と怒っていた。聞いていたときは「へえ」としか相槌が打てなかったが、今なら分かる。あなたの気持ち分かる。

このマナーの一般的解釈としては他の話題以上に譲れる限界点が低いため、どうしても論争になりやすく、食事の話題に相応しくないため。昔はこれに野球も加わっていたような。

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