10周年が延長

2014年1月12日 映画
前の記事で「キャンペーンが始まってない」と書いたが
公式で「原稿が出来上がってないのでキャンペーンは延長します」
ということになり、2013年が終わらないことが決まった(万歳)。

それはさておき。
トー監督のお久しぶりな新作を朝一で見に行くことに。
後から聞いたらば最終の回以外、完売になって大事にーーーー。

そんなにトー監督人気でしたっけ?
マニアには人気だけれども、そんなにマニアが集まったのだろうか?
わけが分からないよ(笑)

いつもは香港の警察vsマフィアというノワール物を撮っている監督が
初めて大陸の麻薬取締官vs売人&組織を撮った作品で
何が話題になっているかといえば、大陸といえば検閲&規制であります。

撮影したものを検閲し、都合が悪かったり
軍事上の何かが写ると規制されるので
この手の政府側や事件を取り扱うのは相当難しく
出来たとしても政府側バンザイな内容に変わることが多い。

今作も監督曰く「自分が思ったのと違った感じになった」というので
一応は引っ掛かったらしいが、それでも大陸作品に比べれば
相当頑張っているというか、鬱憤を晴らすかのようなエンドで
たいへん面白い作品に仕上がっているのでぜひぜひ。

自分が好きなのは麻薬工場主の兄弟が師匠筋を襲った突然の不幸に
紙銭と線香を用意しようとするが備蓄もないし店も閉まっているということで
ホンモノのお札を用意して燃やしだすシーンと、工場の銃撃シーン。

麻薬組織側のメイン登場人物らは香港では常連の役者さんたちなので
彼らの掛け合いシーンは香港ノワールテイストが炸裂して、ほんわかする(笑)


勢いにのってもう1本映画も見るべと
大陸の監督によるヒューマンドラマ映画「仮装大賞」
昔から老人ホーム脱走モノに弱いのですよ・・・「春にして君を想う」とか
ホームじゃないが「ローマ法王の休日」とか。

出たら帰ってこられない覚悟の旅路で
ゴールへ着けたとしても周りに発展があるわけでもなく
家出とは違った純粋な終わりがみえて大変落ち着くのであります。

家族との絆とかそういうのはイマイツツなので横に置いておいて
爺ちゃんばあちゃんの気持ちに沿って
環境的にも身体的にも勝手ができない焦燥感を味わうのがよろしいかと。

それにしても仮装大賞のシステムがあちらにも渡っているのがびっくりだ。

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