日本のアニメというのは動かそうとしたら
とんでもなくめんどくさいものを動かす点で工芸品。
ということをオシイ監督はおっさっていました。

色々な評論家や現場の人などがおっさるには
いくら金があっても、できる名人が少ないので
できないことがあるそうで。
特に鬼門とされるのが戦車や戦艦、巨大ロボット...
つまり部分の細かい動きと並行して
重さを表現する必要のあるもの。

アナログ時代、この手のものを動かすのに
労力を惜しまない鬼がミヤザキ監督だったりするのですが(苦笑)

今期はそんな面倒なものの戦車がテレビで見られたりするのだが
もう一つの巨大ロボットが見てぇということで「花の詩.女」です(゚Д゚)ノ

感想ー。

腰が抜けましたorz

あのシトが理想とするロボットアニメ作るぜ!!というだけに
ものすごく手間がかかってる。
素人目にも製作者たちの情熱が伝わってくる。

まずは機械音が全然違う。
戦艦や船の機動音、ロボットの起動音が凝りまくり。
起動音に至っては鳥肌が立つ。
「うおおおおお、動き出したよおおおおお」
心の中で絶叫してしまうぐらい衝撃があった(笑)
音響協力にIHIがあるだけあって、本気度が違う。

次にキャラクターやマシンのデザイン。
色々なところから影響を受けながら、別の新しい物を生み出す力は
さすがにこのシト。この装飾性の高く民族っぽい服飾デザインが大好き♪

この二つが合わさって、とんでもなく唯美性の高い世界が出来上がっている。
あまりにも美しすぎて、ご飯も喉を通らないぐらい(汗

もちろん人間同士の言い争いやら、戦いもあるのだが
この世界観の壮大さの前では小さく見えてしまう。

壮大さを味わうためにもぜひにも映画館で!!

<おまけ>
作品が80年代からスタートしているせいもあるが
80年代アニメファンには垂涎な人たちばかりが声を当てているので
観客層は30代過ぎが多いです。。。

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