小学生

2010年11月18日 エッセイ
小学生
某海賊のマスコットキャラのシャツと
水軍仕様ストラップを妹に送ったら
お返しにコレを貰った。(写真参照)

私「なんでコレ・・・」
妹「ねえちゃんの好きなキャラの商品を
  選ぶのに30分ウロウロしてたら
  店員さんが”お探しですか?”っていうからさー。
  アキバの店員さんセレクトによる鉄板ものをだな」

おい、妹妹。
大きいお姉さん向けの商品もあるはずなのに
どう見ても小学生か中学生の姪っ子に
買ってあげようとしてるように思われてるぞ。

妹「店員さんがね、このチャームについて
  ”人気のキャラだから当たると思いますよ。
   後は気合ですね”てさー」
私「確かに当たってるから間違ってはないね」
妹「ステッカーは会社のPCに貼りなよ(・△・)ノ」
私「断固拒否する」

さて。
80年代マンガ「あ~る」を読み返してツラツラと。

最近はデジタルで描かれることが多くなったが
拡大できることにより背景がより細かく書き込めるようになり
また、プログラムによる支援もできるようになっている。
もちろんアシスタントさんたちがいるプロのお仕事だからこそだ。

「あ~る」はアナログ時代真っ盛りの作品であり
背景は集中線(コマの中で、ある1点に向かって引かれる沢山の線)や
スクリーントーン(グレーの部分)と白抜きでほぼ表現される。

キャラクターたちが教室にいれば教室らしい背景も描かれるが
それはカメラでいうところの「引き」の場面で舞台を表現するだけであり
表情や動きを大事にするところは背景が白いところが多い。

背景があるところでもキャラクターとの境目は白抜きが多く
ともかく背景に埋もれさせない努力がされていて
今のマンガからすれば非常にあっさりした絵になる。

映画もそうだが技術の進歩により精密な絵が出てくるようになった。
しかし、人間の目は進化しているわけではないので
精密な絵という重いデータは情報過多として
鑑賞者の心にダウンロードしきれないものが増えた。

マンガにはリアルに絵を起こしたら緻密になるものを
デフォルメというナローバンド用の軽量化を施して
ダウンロードしやすくしているところがあるのだが
絵の細部までを追求しすぎることにより
本来の目的であるストーリーを心に残しづらくなった気がする。

先日、クリエイターの作品展示会へ行ったが
タブレットなどの新技術を使った展示手法に目を見張るものがあった。
新しい表現媒体で、どれだけ落とし込みやすい
「マンガ」を見せてもらえるのか期待したい。

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