このフレーズにピンと来た貴方は妙齢でしょう(笑)
「魔女の宅急便」の公開時の宣伝を見なければ
覚えていないでしょうしね。

凹んだときは荒唐無稽な話を楽しむに限る。
ということで「血界戦線2」を購入。
少年マンガサイズは読みやすくていいね!

ニューヨークが異界の租界地に変異したことで生じた
異界人と人間の共存する不思議な無法地帯を舞台にした
伝奇アクションマンガ。

アメコミと日本マンガのハイブリッドが作者の持ち味であり
今回もそれは遺憾なく発揮されているのだが
この作品では深いテーマよりも背景や小物のガジェットに
気合を入れているようなところがある。

例えば、異界人がぞろぞろとニューヨークの町を闊歩している
カメラであれば引き気味の絵のところなんかは
モブをびっしり細かく描きこんである。
※人口の1/3しか人間がいないので異界人だらけ・・・。
 映画「フィフス・エレメント」みたいな感じだと思いねえ。

2巻ではチェスと将棋の発展系ゲーム「プロスフェアー」における
盤上とその駒のデザインを嬉々としてやったに違いなく
いいデザインなんでございますよ♪

少年コミックサイズの縮小がもったいないような
ステキな俯瞰図や技を決めた時のオオゴマが多いので
本誌で読むのがいいかもしれない。

季刊誌連載の作品ではあるが1回で60pを描いていられるので
単行本は180p程度・・・はい、3回で本になりますわな(苦笑)

どの巻(どの回)から読んでも問題ない読みきり構成なので
気が向いたら読み始めてみてはいかがだろうか。

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