墜落睡眠

2010年10月10日 音楽
「みれにあむ3」を観てきた。
このスウェーデン映画は日本語版サブタイトルが
中二ゴコロをくすぐるのだが
今回の”狂卓の騎士”って・・・!
原作を読めば誰を指すのか分かるのだろうか。

裁判シーンばかりかと思ったら
並行して証拠集めやスクープ記事製作とかありーの
金髪の巨人があちこちに出没したりと
本筋が細切れな上にヨーロッパらしい前置きの長さで
2時間半以上あるのでリラックスできる格好で見るがよろし。

ストックホルムへ観光しに行った気分になれるし
ヨーロッパにおけるジャーナリズムの位置を感じられるので
脳に染みこませるように全部見てほしいが
1作品あたりの時間が長いので2週間置きに見るのがいいかも。

さて。
二次元好きには2種類いる。
主人公に自分を置き換えて他のキャラに構ってもらうのが好きな人と
作品世界に入り込むが幽霊のような存在になりニヨニヨ楽しむ人だ。

”羊でおやすみ”CDはキャラを設定された声優さんが
聴者に向かって語りかける置き換え好き向けであり
500匹ほど羊を数えてくれるという声優さん殺しの作品。
そのキャラ設定を人気作品から間借りしたのが写真のソレだ。

#寝かせる気があんまりないのは明白だが・・・

シリーズは全て同じトラック構成になっており
トラック1-4はキャラ同士でお互いを寝かせようと羊50匹数えるドラマ、
トラック5がシリーズを通しての睡眠導入のコネタドラマ、
ボーナストラックでは聴者を相手に羊50匹を数えてくれる。
こういう構成ならば置き換えも幽霊もどちらも楽しめるに違いない。

人の声が聞こえると安心して寝られるクチなので
何を聞いても失神するように寝てしまうが
ギャグ基調なら更に眠りが促進される。

そういう意味では写真の露三兄妹はオススメ。
一人二役をその場でやる芸を聞くなら伊兄弟
仕事に疲れたら優しい語り口の悪友
原作らしいストーリーを楽しむならば味オンチ兄弟。

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