幼稚園児の魂

親から「あんた変わらないわねー」といわれる行動の一つに
新刊発売日に本屋へダッシュというのがある。
幼稚園カバンをガショガショ鳴らしながら走って
近所の雑貨屋へマンガ雑誌を買いに行ってましたわな。

すみません、、、自分でもまさかと思っていたが
この年でも走っているとは思わなかったorz

ネットで買うのは便利ではあるのだが
自分が知ってるテリトリーで手にとって買うのが好き。
そして、目的以外に釣られて「そんな餌に釣られクマー」AAさながら
散財しているダメな自分がもっと好き（＾＾ヾ

今日は閉店時間までに間に合いそうな気がする！と
職場から走って電車に飛び乗り、専門店に予約したCDの引き取りをした。
ついでにチラシなども貰ったところ、次巻以降をイベントで先行販売、特典付。
通販でも受け付けがあるが、先行か･･･悩む。

んでもって読了分。
「いっちばん」畠中恵

病弱な若旦那と過保護な兄やたち＆父母と妖怪たちの日常モノ。
気持ちに身体がついてこないもどかしさとか周りの過保護さに困りながらも
若旦那が自分を通そうとするシーンでほんわかできる人気作品だ。

今回は天狗の話が面白い。
支えて欲しい人ばかりでは世の中成り立たないから
そんな人たちを支える強いものになると決意して頑張っている
一人ぼっちで寂しい天狗が飲み仲間を得るために
妖狐を脅す人質にと若旦那を誘拐する。

江戸時代を舞台にしているし、文章が軟らかいから読みやすいが
何気にきっついことが書かれているのが秀逸。

「書物迷宮」赤城毅
ル・シャスールのシリーズ第二弾。

この作者が考える書物へ対する美学に圧倒される。
特に古書籍への値のつけ方が小粋でたまらない。
我こそは書痴という人はぜひ！