やっと落ち着いたので「宋代中国を旅する」を読み始める。

中国に渡った学僧たちの旅日記を元に当時を再現するのだが
原典にはかかった経費も事細かに記録してあるそうで作者曰く

「一度収支決算をしてみようと思いながらも果たさずにいる」

・・・家計簿ソフトで簡単に作成できそうだなー・・・
ああっ、まだ会社の決算が終わっていないのに右手がワキワキするっ(汗

原典が入手しづらい(この本の出版当時の時点)のと読みづらいので
まだブレーキがかけられているが、すぐそばに置いてあったら
週末に借りてきて収支決算やりかねない。

登場人物は二人の学僧。
一人が根性の留学生・円仁。彼は唐末の遣唐使船で天台山を目指す。
もう一人はセレブ貴族の成尋。こちらは宋の二代皇帝・太宗の頃。

どちらも実在の人物で高校生の教科書でも著作名ぐらいは
出ていたかも(ウロ覚え)。

今のところは入国審査やら旅の準備のところまで読了。
遣唐使船の随員をバックレた円仁が旅券手配にてんてこまい中。
一方、成尋はサクっと入国。外国人向け官舎を拠点に街見物をしている。
最初っから差がありすぎだよ。

コメント

nophoto
たかい@江湖のたりなう
2010年5月18日17:44

面白そうだなぁ私も今度読んでみようv
そして伊原先生は相変わらず金勘定がお好き(※賛辞)

学生時代に講義とっていたのだが、年末テストがたしか
「宋代のレート計算」だった良い思い出(笑)
書店と肉屋で「100文」の実際の枚数が違うって……!

かりん
2010年5月19日2:57

>宋代のレート計算

あー・・・この本にもありましたよう。
短陌とか省陌という、日本にも昔あったレートだそうで。
原典にも事細かく明細があるようですが
作者が笑顔で書いているに違いない内容です(微笑)