まだまだ積める

2010年5月9日 読書
昨日は図書委員会の先輩と久闊を叙していたのだが
「JUNEはいいっすよねー」という結論でお開きになった。

そんなわけでもないが中古書店でルビー文庫棚を覗き
須和雪里「タブー」を購入。
他にもJUNE掲載作品が多数あったが、手を出しかねるぐらいの耽美さに負ける。
日本人名キャラが出ているのが珍しい時代でしたね(遠い目)。

さて。
今日は図書館に予約した本だけ受け取ろうと思っていたのに
特設コーナーのSFすぺさるにまんまと踊らされた。

「風の邦、星の渚」小川一水
信頼の”角川春樹事務所”と絵師の村田レンジで瞬殺。
歴史ファンタジーらしい。

「『七都市物語』シェアードワールズ」田中芳樹原案
15年くらい前に原作を読んだっきりだが、読み返してから読もうかしら?
と思ったが、世界観だけを借りて4人の作家が好きに書いているようなので
序説のあらすじでいけそうだ。

「グアルディア」仁木稔
SFの老舗ハヤカワより新人開拓レーベル”Jコレクション”
異形の者たちによるラテンアメリカで繰り広げられる愛憎と退廃のオペラ。
この単語だけで期待大。

「世界記憶コンクール」三木笙子
やわらかい空気を持つ文章で非常に心地いいミステリ。

「宋代中国を旅する」伊原弘
地政学で中国史を論じた本が借りられていたので代わりに。
主人公が旅をするような物語の合間に歴史の豆知識を挟む斬新なスタイル。
こういう工夫ができる学者は貴重(笑

中華で作られる時代劇は大体が宋代か明代を舞台にしているので
何かベースを持っておきたい方はそこだけまず見ておけば不自由しないはず。

難しいのはダメなんよ、という人は
古龍の武侠小説(時代設定や風習のクセがないので軽く読める)
山田風太郎の妖異金瓶梅(ミステリの名作。読んで損なし)
駒田信二の水滸伝(ここまで読めればドラマの展開が読めるように)
この3種はオススメ。
中でも手に入れやすく1冊で完結する山風はぜひ♪

ところで。
雑誌「ふらっぱー」をようやく買ったのだが魔女っ子特集に噴く。
そして、その遍歴に泣けた。ええ特集だー(号泣

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