「グレンラガン」完結のDVDを見て石化→号泣した結果、DVDを買ってしまった。
落ち込んだ時に見ると、明日は頑張ろうって復活できるんだもん。
そして、古龍が好きな人なら確実にハマると思う(謎私信)

さて。
結婚式で疲れた心と身体を癒すために本屋へ突撃して
昨年の冬ぐらいから話題になっていた「男の娘」に手を出してみた。

マンガに馴染みのない人ならば「おとこのむすめ」と読むだろうが
これは「おとこのこ」という流行のワードであります。

キャッチフレーズは「こんなかわいい娘は女の子のはずがない」
かわいー男の子が女装する主にラブコメの男性向けマンガを指す。

女の子の格好をした主人公は本物の女の子たちと仲良く遊んだり
友達としてかばったり、かばわれたり、ちょっとは百合な部分もあったりと
脳内ファンタジーらしいフワフワで優しくてフリーダムな世界だ。

現実の女の子が怖い、という自信を喪失した男子向けに
ハードルを下げた妹モノ時代が長かったのだが
ついに架空の女性すらも怖くなったのかもしれない。
そして、自分が誰かを守らなければいけない、というよりは
誰かに守られることが当たり前になってきたのかもしれない。
これも一種の「現実への過剰な適応」と思われる。

なお。
「女性が男装している」ものは『リボンの騎士』から始まり
『ベルばら』がある限りは不滅(ぷ)
女性向けで男子の女装が見たいようなら『っポイ!』がオススメ。
中学生の悩みや恋愛なんかが繊細な絵で描かれていて
オトナでも読み応えのある面白い作品。
巻数は多いが1単行本で完結することが多いので
古本屋などでまず一冊手に取ってみては?

某祝日擬人化マンガにおいて文化の日に「手塚先生は日本人の萌えを
全て表現しつくした素晴らしい人です」(意訳)と語らせていた。
確かに先生は百合、BL、異類婚に女装も男装など今に繋がるものを描いてる。
今更ながら手塚先生の偉大さに感じ入った。

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