ついでなんだからねっ
2010年3月24日 映画電車の中吊りで「SPA!」が例のト条例を特集していることを知る。
なかなかいい記事のようです。まだ読んでいませんが。
同じ雑誌で「マオキム泥試合 ロロ様が誌上参戦!」
ってナニソレ興味津々(主にロロ様が)。明日買おう。
映画館で販売している前売特典が残り少ないということなので
買いに行くついでに「ハートロッカー」を見る。
ハリウッド低予算映画では流行りのハンドカメラ撮影による
ドキュメンタリータッチの戦争映画。
男前な映画を撮ると評判のビグロー監督だが
細部を見るとやはり女性らしさと感じられる。
その”女性らしさ”とは。
1.戦争を国や政治など大局的な面ではなく個人に集約
これは男性監督にはできない芸当。
信念とか信条を越えて戦争を実体験させられる演出で非常にいい。
2.あくまでリアリズム
銃器の扱いとか爆弾の処理とかの描写。
マンガ夜話でもよく評される「女性が銃器類を描くと写実的になる」と同じかと。
男性だとロマンが入って高揚感が出るような演出になるはず。
3.すごくドライ
砂漠だから当たり前やん、というわけではなく。
男前の監督だからというわけではないが、感情表現も演出も非常にドライ。
理性では分かっていてもプライドが許さん!という人間関係のもつれがない。
4.兵士のセリフ
これは所々というべきか。
男性社会なのでシモネタ多めにしているが、女性が想像しているネタっぽく。
無断外出の言い訳で「女を買いに行った」と言われたら
男性なら「どんな女がいた?」と戦果を聞くだろうに
「場所を教えろ」というのはちょっと違うような。
イラクでの爆弾処理の話だから爆弾が怖くなるかと思いきや
主人公が処理している間に辺りを警戒している援護部隊の神経過敏さが
観客に入り込んできて、野次馬や住民の方が怖くなってくるのが秀逸。
主人公が休暇で本国に戻ったときに赤ん坊の息子に向かって
「動物のぬいぐるみが好きなんだな。パパもママも好きさ。
着ているパジャマだって好きなんだろう?
でも、大人になると2つか3つしか好きじゃなくなっちゃうんだ。
パパの年になると1つしかないんだ」
このセリフに何か思うところのある人は妙齢だ(笑)
映画秘宝で”ハリウッドの腐女子”と言われる彼女の作品を初めて見たが
骨太の固い作風で美男子とか美少年がいなくって
社会派ついでに腐女子的要素が入っている点に
高村さんとか木原さんに近いものを感じた。
いい戦争映画なのだが、さすがに低予算なので物足りなさもあり。
(ドライだから盛り上がりには欠けております・・・)
私のオススメ鑑賞法は
ホンモノの戦争(ハートロッカー)を体験してから
男の子が想像する全面戦争(アバター)を見る。
もちろん逆も可。
中身とハデさを両立させるにはこれが一番美味しいかと。
まだ「アバター」をかけている映画館があるので
一日かけて映画三昧をするなら今のうち~♪
なかなかいい記事のようです。まだ読んでいませんが。
同じ雑誌で「マオキム泥試合 ロロ様が誌上参戦!」
ってナニソレ興味津々(主にロロ様が)。明日買おう。
映画館で販売している前売特典が残り少ないということなので
買いに行くついでに「ハートロッカー」を見る。
ハリウッド低予算映画では流行りのハンドカメラ撮影による
ドキュメンタリータッチの戦争映画。
男前な映画を撮ると評判のビグロー監督だが
細部を見るとやはり女性らしさと感じられる。
その”女性らしさ”とは。
1.戦争を国や政治など大局的な面ではなく個人に集約
これは男性監督にはできない芸当。
信念とか信条を越えて戦争を実体験させられる演出で非常にいい。
2.あくまでリアリズム
銃器の扱いとか爆弾の処理とかの描写。
マンガ夜話でもよく評される「女性が銃器類を描くと写実的になる」と同じかと。
男性だとロマンが入って高揚感が出るような演出になるはず。
3.すごくドライ
砂漠だから当たり前やん、というわけではなく。
男前の監督だからというわけではないが、感情表現も演出も非常にドライ。
理性では分かっていてもプライドが許さん!という人間関係のもつれがない。
4.兵士のセリフ
これは所々というべきか。
男性社会なのでシモネタ多めにしているが、女性が想像しているネタっぽく。
無断外出の言い訳で「女を買いに行った」と言われたら
男性なら「どんな女がいた?」と戦果を聞くだろうに
「場所を教えろ」というのはちょっと違うような。
イラクでの爆弾処理の話だから爆弾が怖くなるかと思いきや
主人公が処理している間に辺りを警戒している援護部隊の神経過敏さが
観客に入り込んできて、野次馬や住民の方が怖くなってくるのが秀逸。
主人公が休暇で本国に戻ったときに赤ん坊の息子に向かって
「動物のぬいぐるみが好きなんだな。パパもママも好きさ。
着ているパジャマだって好きなんだろう?
でも、大人になると2つか3つしか好きじゃなくなっちゃうんだ。
パパの年になると1つしかないんだ」
このセリフに何か思うところのある人は妙齢だ(笑)
映画秘宝で”ハリウッドの腐女子”と言われる彼女の作品を初めて見たが
骨太の固い作風で美男子とか美少年がいなくって
社会派ついでに腐女子的要素が入っている点に
高村さんとか木原さんに近いものを感じた。
いい戦争映画なのだが、さすがに低予算なので物足りなさもあり。
(ドライだから盛り上がりには欠けております・・・)
私のオススメ鑑賞法は
ホンモノの戦争(ハートロッカー)を体験してから
男の子が想像する全面戦争(アバター)を見る。
もちろん逆も可。
中身とハデさを両立させるにはこれが一番美味しいかと。
まだ「アバター」をかけている映画館があるので
一日かけて映画三昧をするなら今のうち~♪
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