朝から爽やかに

「龍の刺青がある女」を見に行きました（爽泣笑）

ミニシアターの雄である公開映画館は
グリーナウェイ作品「コックと泥棒、その妻と愛人」で
海外映画の奥深さにより私めをひぃひぃ言わせてくれたもんだが
今回もまた北欧の美しすぎる自然による人間破壊（by水どう）で
映画に行く決心をするところから苦しめてくれましたよっと。

公開前のレビューでは凄惨とか、えぐい陵辱シーンとか
見ていない人を脅かすようなフレーズがいっぱいだわ
2時間半という長時間映画だわで仕事で疲れきった私には
「言いだしっぺではあるが、朝から見るもんかね」と怯ませてくれた。

しかし、我が師匠からの入電で、
「予告編から気になってたの。指定を取ったから来いや★」
ステキな赤紙指令で徴発されてしまったわけである。

魂をばっこし削られそうな予感がする。
十分な睡眠をとって、いざ鑑賞～。

・・普通のサイコサスペンスだった（ほっ）
むしろタラちゃんのイングロの方がえぐかった・・・。
ミステリとしてのオチは「それってありかよー！」と
机をひっくり返したくなるが、まあそれもよし。

ハリウッド物との大きな違いはパソコンが全てマック（驚）
ゆえにハッキング中の画面は全てマック表示なので
瑞典の言葉が分からんのもあるが、どこへ視点を置いていいのやら
戸惑う向きもあるかもしれない。

ベストセラーになったミステリを映像化する場合
ストーリーをちゃんと消化した上で
映画用に脚本・演出を練り直すということをしないと
こういうことになっちゃうのは万国共通ということは分かった。

要は詰め込み過ぎなのですわ。惜しい。

夜に「陰謀のセオリー」をちらっと見る。
1997年の作品なので、今ならネットニュースから
記事をプリントアウトする場面が
新聞から記事を切り抜いてスクラップしていて
妙にうれしくなってしまった。

こういう場面ならアナログいいねーで済むのだが
大昔の会計帳簿をひっくり返すのは実際やったことがあるので
「もーおいら無理、無理っ」と別の意味で悲鳴を上げたくなる。
今日の一番怖い場面・・40年以上前に作成された紙ベースの帳簿チェック　orz