数十年来の友人と連休を利用して久しぶりに会ったのに
話している内容は数十年前と全く変わらず
しかも結論がきっと出ないだろうというもので
竹林の七賢に弟子入りできるぜぇと思った。

仕事や実生活に何の関係もない議論に時間をかけるのは
最高の贅沢で、これには酒の勢いは全くいらない(笑

さて、映画の前売券を予約するため都会へ行く。
地元で問い合わせをしたら全滅していたからだ。

無事予約を済ませたところで本を物色してたところ
写真のマンガが平積みされていたので購入した。

この作家の作品は雑誌に連載していた「三番町萩原屋の美人」を
ぽつぽつ読んでいた頃は不思議な作風だなあと思っていたものの
単行本を買うほどの注目はしていなかった。

最近「ひとりで生きるモン!」に見られるような
30代半ばのいわゆる”おひとりさま”女性が主体となるものを
見かけてから再び読み始めた。

今回のも30代半ばの女性と謎の大学教授50代とが同居する
”一応”恋愛マンガという括りにはなるのだろう。

JUNEに影響を受けたマンガ家はノーマルの恋愛モノを描かせると
女性主人公は単独行動を好むクールなタイプになり
相手の男性には恋愛対象となるには何らかの障害(年齢など)を持たせ
異性との恋愛描写よりも主人公をとりまく人間関係にウェイトを置くものが多い。

それが”オトナの純愛ラブ”のような評価をえることもあろうが
裏を返せば自分と等身大にみるべき異性を拒否しているわけで
この作品ではそんなJUNE者の自分を振り返って描いたように思われる。

その境地に至るまでに色々な試行錯誤が作者の中で
行なわれていたに違いないので心して読むがよいかと(笑

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