昆劇

東京都と北京市の友好都市締結３０周年の記念公演として
こじんまりとした会館で昆劇の名場面だけ抜粋4本立てを見に行った。

師匠がチケットを取ってくれたのだが・・まさかの1列目（大汗）
うっかり居眠りできないぢゃありませぬか、ということではなく
目線が役者さんに合ってしまうので非常に緊張してしまう。

演目
三国志「単刀会」より”望水”（関羽と周倉）
水滸伝より”活捉”（閻惜嬌＜閻婆借＞と張文遠＜三郎＞）
「牡丹亭」より”遊園”（杜麗娘と春香）
西遊記より”閙龍宮”（孫悟空と龍王）

京劇の元となった無形文化遺産だけあって
大掛かりな舞台装置を使わず演者と机、イス、小物で
全てを表現するシンプルながらも体力勝負のお芝居だ。

初心者でも楽しめるような人物同士のかけあいが
楽しめる場面ばかりで、軽くて分かりやすい。

水滸伝のスピンオフ話になる”活捉”
よくよく考えれば悲惨極まりない話なのだが
幽霊になった元愛人の美貌と話にほだされて
ほいほいついていく間男の張文遠のコミカルな動きと
黄泉へ連行できたぞい♪と男を帯でくくって得意げな
閻惜嬌の笑顔がかわいくって仕方がない。

帰りに演者がお見送り＆記念撮影に応じてくれたのだが
観客の人民たちは美人を差し置いて最強マスコットキャラ関羽に殺到。
正月前に携帯で撮影しておいて来年の稼ぎを確保したかったのにorz

さて。
先日健康診断で身体を壊したとぼやいていたが
実はまだ後遺症が・・どうやらバリウムで胃を痛めた模様。
空腹時の痛みは大分治まったのだが油が多いものだとまだ胃痛が出る。

今日はもう大丈夫だろうと冬になると食べたくなる
焦がし味噌ラーメンを入れたら早速胃痛が（涙）

やさぐれたので「over summer爆裂刑事」を鑑賞。
香港警察の制服が旧式ってことは、この映画古いわ（1999年製作）
組織の援護なくコンビで悪者と対決する典型的刑事モノ。
そして、そんな中に人情やら友情やら恋をぶち込んで煮込まれたのを
闇鍋のごとく恐る恐る食べるのが香港映画の醍醐味でしょう。
運よく美味しいと思わずガッツポーズになるのだが、これは「美味の鍋」！

こてんらくにはアロハが似合う・・・そして、じんうがかっこええ。
刑事モノなのに泣いて笑って一粒で何個も美味しい♪

[一部の人のみ分かるネタ]
西遊記で龍王・・はい、ハジメ兄さんです（笑
ちゃんと敖広って名乗っておりました。
頭の中で兄さんが回って仕方がなかった。