映画祭1日目

2009年10月18日 映画
ついにやってきました映画祭★
しゃびーな感じではあるものの精一杯見尽くしてやるぜ!
つうことで「むぎた(英題:Wheat)」。

春秋戦国時代の趙の邑。
秦との戦のために男たちは戦場へ行ってしまい
女たちだけが家や麦の畑を守っていた。
そこへ秦の脱走兵が逃げ込んできて・・。

銃後で日々の生活を戦っている女性の姿を描くことで
殺戮ではない戦争の悲しさを描いた佳作品。

そう書くと文芸作品っぽいが、そこは中国映画なので
くすぐられる場面が多い。

「そろそろ麦を刈り取らなきゃいけないなー・・」
主人公である秦の勇士はこの言葉を契機に戦場を離脱する。
これはどんな深刻な場面になっても、どんな楽しい時間を過ごしても
「麦を刈りに行く!」とたびたび口にする。
その執着ぶりがある思いに繋がっているが
普通の戦争映画ならそこを重きを置いてもおかしくないのに
あっさり横に置いてかれる(ぷ

この主人公と男2人で女ばかりの城内に入ったならば
ハーレム状態やんけーと思うのは浅はかである。
逆に女たちに剥かれて「ぎゃー!!」と悲鳴を上げることに(笑
老女にも迫られるしねえ・・

あけすけな農村の女性たちとは違って
留守にしている夫の代わりに仕切っている
しっとり美人の城主妻はビンビンちゃん。
実った麦の畑と青い空と女たちの笑い声、遠くを見つめるビンビン。
これはぜひ映画館の大スクリーンで見て欲しい場面。
こんな美しい絵を映画で見るのは久しぶりで何度でも見たい。

監督のティーチイン付きだったので観客との質疑応答聞いていたが
ある男性の「そうきじんとうきゃく」から好きなんですーコメント。
ぬ?どんな漢字をあてればいいか分からん。
「そう奇人東客」なのか?と悩んでいたら
中国映画週間のパンフで判明。
「双旗鎮刀客」
以前、別の映画祭で見たわー。武侠映画くさかったので(笑
その映画についてクロサワ映画の影響なんちゃらと男性は言っていたが
なんでもかんでも天皇と繋げなくてもねえ。。
西部劇くさい古装片ですが面白いので機会があればぜひ。
日本で見やすいのは「天地英雄(ヘブン・アンド・アース)」。

次は中国映画週間のセレモニー。
日中のおエライさんのスピーチを我慢して
しかる後に中華の美男、美女の登壇を楽しむ会であります。
今回は木蘭のPRで孫権の妹さんとか
先ほどの「むぎた」ビンビンちゃんなどを生で拝む。
そして、じぇしー♪
どことなく品のいいファッションなんだけれど
ブツとしてはスニーカーにスウェットという
「近所へお買い物に」な香港芸能人定番スタイルで
私と友人を感動させてくれる(^-^;

アンデーさんはジャージにスニーカー、ニット帽だったし(墨攻)
トニさんならパーカーとスニーカー(あかかべ)
りよんさんだって変な絵がついたTシャツ姿だし。
ああ、一番変なのはあきおさんだが
デフォルトあきお衣装は香港でしか見ることができないので
日本では変な服を見られない・・残念(は?

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