ダンゲン

GW明けに無事診療を再開した耳鼻科へ突撃したら
待合室が年寄りばかりでどーしよーと思った午後。

高齢化社会かあと漠然とニュースを見ているものの
乗合バスとか病院の待合室で自分以外がALL年配者であり
なおかつ自分が座っている席に
「この席は段差があるため年配者やお子様だけのご利用はご遠慮ください」
なんて書かれているときのいたたまれなさと言ったら・・！

年配者同士が最も年齢が高い人に譲るなんて光景が珍しくない。

さて今回の見立てはといえば
「風邪ひいちゃってますね。ノドが炎症起こしているし」
あいやー。そうですか、そうですか。
「鼻炎も悪化してるから、まるっとすべて治療ね★」
と言われたわけではないが、ノドと鼻の治療をがっしりやられて終了。


今月は公私ともに慶事と忌事が舞いこんできて
文字通りてんてこ舞いになっている。
5月病なのか非常に気鬱、加えて決算に風邪。
これじゃ万全の態勢で寿げないじゃないか。
早く穏やかな日々が来てもらえないものかとウツウツ・・。

そんなわけで（？）内田百閒「一病息災」を読む。
持病持ちで病弱の著者の病気にまつわる随筆を集めた短編集。
日常から体調が悪化する過程につらつらと思ったことなどを
軽妙な筆運びであらわしている。
すべてを受け入れて、病持ちなりに楽しむ術を見出す
あっけらかんとした態度はさすが明治生まれというべきか。
布団で横になって楽しむ一冊。