早めに見ないと映画館から消えちゃいそうよ!ということで映画を見に行く。

「新宿インシデント」
ジャッキー大兄の舌禍で有名になっちゃった★の映画だが
社会派なんだけれども普通に娯楽としても見られる
今年の一本に選んでもいい作品だ。

日本に密入国して違法労働していた中国人たちの日々の戦いや
助け合いの組織が徐々に犯罪組織に変貌していく姿や
欲望の果てにあるものは破滅とか
新宿という場所でリアル江湖を描き出している。

ジャッキーから「ジャッキー」につきまとう正義やリーダー観の
裏を見せられたような演出により一層深く考えさせられる。
いわゆるジャッキー映画ではないので残虐映像などもあるため
それなりに心の準備をしてから見に行くべし。


ついでの一本
「レイン・フォール」
東京を舞台としたCIAとヤクザと警察の三つ巴サスペンス。
細切れなのと1時間半なのに間延びした演出により
キャストやスタッフがいいのに資源のムダというか・・。
川井憲次の曲を聞けたので満足にしておく。

ノドが痛かったり、食欲がイマヒトツだなあと思っていたが
映画の後に耳の聞こえがおかしくなったことで確定。
アレルギー性鼻炎と疲労からくる風邪気味っぽい。
耳鼻科が仕事再開するまでがーまーんー(泣)

[追記 2009.5.9]
「新宿インシデント」
いわゆる中華マフィアの勃興と滅亡話でノワールらしい1本だが
日本の報道では一括りにされる台南系、福健系とか組織を分けているのが秀逸。
代わりに日本マフィアは映画関係者が涙ちょちょ切らせるメンバー&演出で
スタッフはいつの映画を見たんじゃいなどと思ったりするかと。

※峰岸徹、倉田保昭、長門裕之
 ええもう、生きているときに撮影完了して良かったですね。

ひこそファンは泣くかもしれない演出、、だがガンバレ(笑)
ちょろっと吹越氏が出ているが本当にちょろなので
物足りない方は「レディ・ジョーカー」を見るがよろし。

中華マフィア映画をより一層知りたい&楽しみたい場合は
「エレクション(黒社会)」がオススメ。
大陸系組織ということがはっきり分かる作品は少ない。
同じ監督なら「ワンナイト・イン・モンコック」がいいかもしれない。

コメント

nophoto
たかい@まだまだ連休継続ちゅう
2009年5月7日17:17

> 日本に密入国して違法労働していた中国人たちの日々の戦いや
> 助け合いの組織が徐々に犯罪組織に変貌していく姿

つまり「実用的! 幇会の育成方法」ですね。わかります
タイトルがいまいち内容ツカミにくいよなー。

連休イベント明けで体調崩している方が多いようですのでお大事に!

かりん
2009年5月8日10:16

お気遣い痛み入ります。

>「実用的! 幇会の育成方法」
ノワール王道「実録・幇会の勃興と滅亡」になりますw

最後の日本ヤクザによる華僑マフィア本拠地への出入りが
新聞タイトルになったら「新宿事件」になると思われるので
事件に至るまでの経緯が本作品なんでしょうね。

これと一緒に「黒社会(エレクション)」とか
「レディ・ジョーカー」を見ると
より一層美味しくいただけます★