すばらすい映画バカ

日の出前から出発して西武球場へ・・・。
西鉄シリーズ開幕ってことで、それなりに楽しみにはしていたのだが
復刻ユニの色が真っ白なのとか、スポーツ用品店のマークやら
選手のユニの着こなし方に色々と凹まされる。
とりあえず球団に踊らされて、おまけ付きチケット買わなくて済んだこと
が幸い。豊田さんの勇姿も見られたし小さく満足。

さて。
本日より渋谷にて香港バカ映画祭が開幕。
初っ端から「冷血十三鷹」、「残酷復讐拳」とこゆいショウブラ作品。

「冷血十三鷹」
狄龍と傅聲の二大スターによる武侠片の傑作。
鉄船幇という組織に売られた孤児たちは養父であり首領の西鴻に従順な
殺し屋として育てられ、その中で生き残った13人を十三鷹と呼んだ。
その1人が四鷹(狄龍)で、ある仕事で深手を負って死に掛けたところを
救ってくれた恩人一家より人間らしい温かさを教えられて生まれ変わろ
うと決意する。しかし、この恩人一家は首領が追い求めていた敵だった
ために目の前で一家皆殺しになってしまった。他にも様々な事件により
嫌気が差して組織を抜け出したために、他の鷹に命を狙われるように
なる。その逃亡中に出会った「宿無し」(傅聲)という男に救われ
素性が分からないながらも一緒に鷹たちや首領を倒す旅を続ける。

アクションもさることながら、武器が面白い！そんなんでやっつけるん
ですか！！とツッコミたくなるところがいっぱい。
四鷹が黒服をトレードマークにしているため、追跡者が「黒い服の男を
見なかったか？」と尋ねたときに給仕に化けていた「宿無し」が
「あー、黒い服で片足を引きずった、よく寝ている怠け者ですか？」
と答えたのは傅紅雪のこってしょうか？(笑)

友情と男の志とか感じたい人にはオススメ〜♪

「残酷復讐拳」
ハンディキャップのあるカンフーマスターのアクション作品。
大地主のトーに恨みを持った江南三虎が、トーの妻の足を切断し殺害。
トーの息子チャンも両腕を切断されたが生き残った。トーはチャンのため
鉄で作った腕と武芸を授けて母親の仇をうたせる。しかしながら、妻を
殺された鬱屈とチャンの腕を失くした辛さは晴れずに町の人らに傍若無人
の振る舞いをしていた。八つ当たりで目を潰された商人、聴力と声を消さ
れた鍛冶屋、足を切断された町人という3人を見て、仇をうってくれよう
とした武術家も返り討ちにされ、精神を病んでしまう。
武術家を彼の師匠の元へ連れていってあげようと3人は彼を運んでいった
ところ、師匠よりハンディを克服し、トーへ復讐を果たせるような武術を
授けられた。彼らの復讐劇がそこから始まる。

これはもう俳優さんらの肉体美＆アクションの美しさが素晴らしい！
誰か1人というわけでなく複数人が平均点以上を叩き出してくれるため
テンポが非常によい。なんでそーなるんだよー！！というツッコミ所も
いっぱいあってとても満足できた。香港・台湾映画ならではの作品。

この映画祭に来ている人らが相当な香港映画の鑑賞プロで、マジメな場面
でしっかりツッコミ＆笑いが起きるのが、とても心地よい。
久しぶりに映画が楽しいと思えるイベントが来た♪