今回も恥ずかしいジャケット写真をお見せしたかったが、アップされていなかったので、タイトルだけでも。

「あの文体読むしかないよな」
と、色々悲壮な覚悟を決めてはいたものの、病み上がり故にお財布と体力面で読むものがこれしかない。読み進めたところ、1巻よりは衝撃度が少なく。慣れた?(笑)

さて。
今回は小魚児のこすっからいガキンチョ度を楽しむのかなと思いきや、十大悪人との掛け合いがポイントだ。

そして何よりも古龍が大好きな「入浴シーン」も出てくる。
キレイなお姉さんの入浴場面、ではなく。むくつけき野郎の入浴だが、1小説に1回は湯船が出てくる。作者が日本の文化で大好きと宣言してはばからない、その文化こそがこの「湯船が出てくるお風呂」だそうな。

文体が気にならない、と先ほど書いたが、原書の勢いが翻訳者にも多少なりとも影響を与えて、抑え目&お子様用文体とはいえ古龍節がビシビシ決まってきた。

そして、やっぱり悪人書くときが一番生き生きしている♪
悪賭鬼と小魚児の掛け合いは必読。色妖女とは・・・原書を読んだら、もっと面白いと思われる。この文章だと出しきれていない。お色気姉さんと悪ガキの取り合わせなんて、セリフとト書きの絶妙さが命と思われるので、なんとも惜しい。

さて、次回3巻は2巻より3年後の話で4月下旬発売。更に予告ページで4巻が6月・・・え、続けられるの?続けてくれるの?コーエーさん。同じレーベルへは「三国志」でも「アンジェリーク」でも「遥かなる時の中で」でも投入してください!そっちで黒字、こちらは赤字で補完しあいましょう(笑)

※この3タイトルはコーエーの目玉商品&黒字部門。

コメント