世に出た者はいつか死ぬ

ついに「インファナル・アフェア(原題：無間道)2」放送！テレ東。
しかも気づいたら、すごい放送スケジュール。

21時　無間道2
翌日未明　無間道1
22日未明　無間道3

わー、話の時間軸に沿って放送しているよ、この局は。

社内で普通の映画好きは無間道が好きになって、無間道の俳優さんが出る香港映画を見ている。この人に言わせると2はあんまり好きじゃない＆顔の見分けがつかん(ショーン・ユーとエディソン・チャンのこと。私も分かりづらいと思っている笑)とのこと。

で、でもね。
真の香港バカなら2が一番親しみやすいと思う。

だって、爆発あり、マフィア内の粛清あり、友情炸裂あり、出入りもちっさいけどあるし、タイ人も出るんよー！！

社内の愛すべき香港バカ同僚も同意してくれた。
爆発シーンのアンソニー・ウォンだけで、惚れてしまったそうな。

私はハウ兄、サムと奥さんのラブラブっぷりが大好き。

特にハウ兄がコップに入った酒を地面へ注ぎ、自分の口へ含み、空へコップを掲げるシーン。これは追悼のシーンじゃないのだ。恨み、復讐などを地と天に誓う儀式なのである。《唐代伝奇》「霍小玉伝」でも見られる伝統的な所作といえよう。このシーン見るだけで痺れる。ああ、、バカ。

悶え度でいえば、3も凄い。2見終わった後に、このシリーズまだ続くのー？と疲れきって劇場を出ていくところに次回予告編で「レオン・ライ出まっせ♪」・・あんでー兄貴とレオン・ライ出されたら行くしかないやん。しかも話が切ない。悶え度はシリーズが深まるごとに増量。

香港映画でもシナリオがちゃんとあれば統制とれることをこのシリーズは証明したが、生きのいい香港らしさはあんまりないので、これを元に好きになられても大いに困ったり。
洋画好きにも楽しめるのでオススメ。