同僚らとのランチにて。
そのメンバーに中国語okで中国人の彼氏もいるが文化方面に弱い子と
香港映画好きで三国志も水滸伝もどんとこいな子がいた。

香港映画好き(以下、「香」)「そーいや、私、関羽さまカード持っているよう♪」
中国語ok(以下、「中」)「なにそれ!?」

※関羽さまカード:横浜中華街の関帝廟で紙銭やお線香を買うとくれる、お札みたいな関羽さまFCメンバーズカード。

中「かりんさんが前言っていた”中国の神様には賄賂が必要”ってあれかい。関羽ってどんな神様よ?」
か「えー、三国志の武将でさー、商売繁盛だよー」
香「関羽さまonlyDVD持っているけど見る?でも、三国志読んだことない人にはどうだろ・・・ごにょごにょ」

中国で製作された関羽を主人公にした三国志DVD3本組(笑)

香「三国志知らない人に読ませるファースト三国志って何がいいんだろ」
中「短いものでお願いします(はぁと)」
香・か「短いもんなんかねーよ!!」

で、考えてみた。
スタンダートな三国志
マンガなら横山光輝「三国志」40巻以上あったよね・・・
小説なら吉川英治「三国志」言葉古いよね・・
ドラマなら「NHK人形劇 三国志」微妙だが。
アニメなら「横山光輝 アニメ三国志」赤壁まで
がんばれるなら中国の中央電視台製作 連ドラ「三国志」
2時間位にまとめた劇場版「三国志」

変化球ならたくさん知っているのに。
北方謙三とか陳舜臣の小説とか「泣き虫弱虫諸葛孔明」とか
「SWEET三国志」、「STOP!劉備くん」とか
「私説三国志 天の華・地の風」とか
アイシャドウ入ってる昔の劇場版アニメ「三国志」とかさー・・。

最低限の人物を抑えるなら「小説十八史略」でも可能か。

意外と短くすっきりスタンダートな三国志というものが少なく、世に出ているいわゆる「三国志」は変化球が多い。普通は中学男子の時にゲーム知識である程度は持っていて、履修が完了している。これで「水滸伝」になると、めっきり人口が減るわけで、おじさん連中が北方謙三で知ったくらいか。なんとかならんもんかな。

確かにビジネスの参考にもならんが、中華の漢と漢の付き合い方がよっく分かるので、ぜひとも対中国ビジネス前に北方以外(笑)の水滸伝を読んでほしい。

そんな話を「香」と私は初心者置いてきぼりで話し合っていたのだが
か「三国志が関わっているとつい買っちゃうよね。この前うっかり”呂布子ちゃん”買っちゃったんよ」
香「・・・発売日初日に買ったよ」

会社の同僚でまさかあのマンガ買う人がいようとは。あまりの偶然に2人とも本気で涙が出てきた。

すごく感動するマンガでもないし、名作といえるかはまだ判定がつかないが、あの表紙でジャケ買いしちゃう自分らに「涙が出てくらあ」となる気持ち・・表紙を知っていれば知るほどに痛い。

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