中華浸り

2007年10月27日 映画
ゆっくりできるお休みがやっときた!日本シリーズ初日といえども、気にせず香港映画を見る。ラム・シューなしでは生きていけない人になってしまったようだ。

「放・逐 Exiled」ジョニー・トー監督
日本フィルメックスで公開されるが、香港版VCDで鑑賞。90分程度といえどもVCDで2枚は必要になるのだが、飽きさせずに見せるとはトー監督恐るべし。

殺し屋の和(ニック・チョン)は妻と子を連れてアモイへ逃げてきた。義兄弟の火(アンソニー・ウォン)と肥(ラム・シュー)はマフィアのボス・大飛(サイモン・ヤム)の命令で和を殺しにやってくる。それを阻止しようとやはり義兄弟の泰(フランシス・ン)と猫(ロイ・チョン)も訪れるのだった。

利権も絡むが基本は「男の面子」。さすがだ、中華!
香港お得意のノワール映画だが、トー監督らしく登場人物少なめ&敵同士が同じ現場にハチ合わせと期待を裏切らない面白い作品。

自分のツボポイントは以下のシーン。
・火と泰のガンアクション。和の落ち着き先で始まるが、和解後に4人で片付け&修復、夕飯の支度までする。殺気溢れる場面から食卓を皆で囲む場面まで目が離せない。脈絡がないって言われそうだが、これが中華の義兄弟ってものなので飲み込め(笑)

・マカオのボス役にラム・ガートン。「鉄三角(原題)」や「マッド探偵」、「インファナル・アフェア」で悪徳警官、「出エジプト記」で配管工やっている・・・映画祭で見た映画に3本も(泣)しかも、この映画のうち2本はサイモン・ヤムと共演。頭の中がごちゃごちゃしたため、公式サイトで本当に登場していたか確認する有様。

・放浪中にラム・シューのパンツを脱がせようと男3人でじゃれて遊んでいるシーンあり。演技だけじゃないだろ?その表情&声。本気で遊んでんな。

・最後の出入りの場面。皆で証明写真のボックスへ顔突っ込んで記念撮影。最初に和の家で撮影した集合写真と、この集合写真を連続して出す演出に心が震える。

後は配役の人らを備忘ついでにお知らせ。
・泰役のフランシス。昔の自分の日記で確認。「ヒロイック・デュオ」「ラヴァーズ&ドラゴン」「インファナル・アフェア2」に出演。で、「インファナル」で部下役にロイ・チョン。今回もコンビ組んでおります・・一部で盛り上がりそうな予感。ぜひ一般公開を。

深夜はお約束「秋の夜長もさだまさし」を見る。
日本ハムの応援歌の一曲にさだまさしを使っているので、さっそくハミング?わはは。でもスタジオはNHK名古屋。ラジオ東海のアナがこっそり紛れていたのに出演させてしまうし、生放送の醍醐味を味わう。次回は「お正月だよ、さだまさし」決定だ!ひゃっほう。

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