研究する喜び

2007年10月7日
昨日のチケット争奪戦は実に死闘であった。
水曜どうでしょうにおける「むし追い」企画に負けずとも劣らないと自負する。
前日に終電まで仕事して、自宅でPコードなどを確認してから仮眠を2時間、始発で移動し、座り込むこと5時間。チケット確保後は昼食を取って、2鞍も馬に乗っていれば・・・23時に寝床へ入ってから8時までぴくりともせず爆睡。

ランナーズハイになっている頭で「オタク的中国学入門」を読了(さあ、どこで読んでいたでしょう?笑)。友人のブログで紹介されていたため、図書館で取り寄せてみたのである。

オタク的アプローチであるといえども、これは中国学やったことある人なら絶対に興味が出るし、しかも面白い。著者が専門的に中国学に携わっている上に、オタク的な側面を持っているため、いわゆるキャッチコピーで終わらない中身の濃さと良質な内容。

「電車男」の上海版と台湾版の比較検討、中国でみかける変な日本語の原因追求、中国国内のプラモデル事情から見た戦闘機の歴史、UFO論にみられる古代中国の天文学について等等。

中国語が多少なりとも分かるなら、ぜひ手にとって欲しい。
面白さもさることながら、論を展開していく文章を見ている内に自分でも原典漁りたくなってしまい、大学に戻りたくなるという罠まで入っている。

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