一万尺

2007年6月7日 演劇
友人より「頭を使わなくて笑える」ということで、DVD「アルプス」を借りる。

今人気のチーム・ナックスの佐藤重幸が脚本・演出をしたユニット劇団ロックメンの舞台である。日本アルプスで吹雪によって遭難した人が1人、また1人と山小屋へ避難してくる。管理人がいないことを疑問に持ちながら寒さに震えていたところ、小屋の秘密が次々と明らかになる。

うっすらシリアスとかSFとか発生するのだが、ひたすらギャグ。佐藤重幸かっこいいのに着ぐるみが似合う。ええ、奴は雪男というかイエティ役なので、ガングロで毛の長い着ぐるみを着ております。

衣装は、”おやびん”こと小松江里子。「水曜どうでしょう」で数々の奇妙な衣装を製作、その技は「ドラバラ」でも発揮され、普通の衣装を用意することを不得意とするステキな人であります。得意技はキャストの衣装小物を忘れる。

舞台はひたすら楽しく、キャストも「30代でやる舞台じゃねーよ!」と愚痴をたれながらも「普通じゃできねーべ」と意気揚々と望んでいて、観客とキャストの息はバッチリ。舞台装置を変えることなく、セリフや演技で世界観を表現するのが面白い。

こういう空気をドラマで感じたい方は「ドラバラ」へ。
今は「宝塚BOYS」とか「GOOOOOOST!」(”O”の数が間違っているかもだ)に出ているので、そのうちDVDになるかなと期待している。

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