韓国と私　2日目

いよいよ最終日。本日は東京国際フォーラムへ乗り込んで、「猟奇的な彼女」などの主題歌を歌ったシンさんのライブを見る。今回はqiu大姐のオゴリでありがたく拝見する予定・・・。

お昼を取った後にフォーラム周辺を歩いていたら、韓国系銀行があり、そのポスターに「トカゲの可愛いウソ」で彼氏役の人が使われていた。この人は映画でも彼女のウソに応えて銀行員になっていたが、銀行員イメージなのかしら。

コンサートの観客層はほぼ50代以上。韓流ファンの年齢層と合致するので、想定内というべきか。おかげで連行者が多く、旦那さんや彼氏や友人や(笑)。

韓国語は単語を数個しか知らないので、ひたすら舞台の近くにある画面の字幕で歌詞を読み取る。

さて、感想。
バラードを得意とする歌の上手い人なのであるが、いかんせん恋愛の歌ばかりなのだ。コンサート用に選んだものとはいえ、90％も恋愛ものだと食傷気味になってしまう。しかも、彼女に振られて(逃げられて)も、君を想っているという歌詞ばかり。韓国の人やファンにはたまらない点であろうが、私にはこってりしすぎ＆こんな愛はノー・サンキューであるため、拒絶反応を起こす。

恋愛以外のもう少し大きな歌詞を提供されるor作詞して持ってきていただけたら、声はいいので好きになれそうなのであるが、、やっぱり、あのこってり愛はダメかもしれず。

ライブの仕切り自体は初心者でも参加しやすく、1人で3時間も歌って踊ってファンを仕切って、通訳やダンサーとの掛け合いしこみもばっちりという計算された展開は、韓国の器用な点。ファンの年齢層を分かっていてやっているところが中華とは違った親切なサービス。おかげでMCも笑えて楽しめたし、さすがプロ。

一応2日間こってり韓国に触れてはみたものの、どうにもすっきりせず。帰りの電車で一人反省会をして考えたところ、どうやら韓国の人間関係の濃ゆさと湿気のある感情が私の趣味に合わないという結論が出た。絶対ダメというわけじゃなく、韓国なら何でもという受け入れは無理という程度ではあるが、中華ならほぼ OKという状況からすると相当の差がある。人間関係の温度差といっても「浪花節」はセーフで韓国はダメとか、まだまだ自分の中の線引きは不完全だが、これは今後の課題としておきたい。

とりあえず、しばらくは中華モノと時代劇であっさり風味を味わいたく。来週末はフランス映画・・・これもまたフランス料理と同じく複雑なソースのかかったコッテリ映画と思われるので、再び映画館で死んでしまうかもしれない。