紅楼夢の世界へようこそ
2007年2月11日 旅行今日は遠いからゆっくり起きましょう!
とはいうものの、バス→地下鉄→バスの行程。
地下鉄はどこまで乗っても3元。実は今日は行列強化日で、乗り口に係員が立っている。昨日よりは行列を作って乗り込むことに。いないところでは相変わらず。気にしないけどねえ。
今日は大観園。紅楼夢のドラマ撮影のために作られたロケ地であり、最近は北京十六景の一つになっているぐらい、凝っている。
「そう」氏は原作を知らないが概略を知っている、同僚Eは全く知らない。そして私はパンフレット代をケチっているため、うろ覚えで建物を説明する。いやー建物は南部の感じでステキ。根こそぎ撮影。誕生日会などで使う舞台が出来ている広場では、またもや羽根蹴りをしているし、裏側ではダブルスでバトミントンに興じる年配者たち。その中の一つに奇妙な踊りを発見。
テニスラケットみたいなのにボールを乗せて、落とさないように廻しながら、音楽に乗せて踊る。その団体では指導者がいるものの、飛び入り大歓迎みたいに適当なところに道具が置いてある。面白いねーなんて見ていたら、同僚Eはしょっぴかれて、おばちゃんらと一緒に踊ることに。いつか早朝に太極拳をしているところへ混ざりたいと言っていたし、夢かなったねぇ〜などと「そう」氏と見学。
また、園内には主人公などが小説内でしていたので、皆さんも!とばかりに小動物園がある。エサ代を払って、動物と戯れるコーナーだが、孔雀が野放し、ハトも野放し、シカやサルはさすがに檻に入っていたが、中国がすごいなーと思うのはこういう適当さ加減。
孔雀にエサもあげられるなんて、とテンション上がる我ら。
お昼は日本式ラーメンを食べて、瑠璃チャンで古美術品を冷やかす。父から頼まれた文字が入った扇子を買う。値引き交渉については、今回売り主が「そう」氏と同僚Eが「あんないい人に値引けなんて言えねぇ」と言い値で購入。買い物が足りない同僚Eと別れ、「そう」氏と学問探求のコースへ。
郭沫若の旧居にしようと思ったら、冬季休業中。しかたなく、門前を撮影して、近くの恭王府へ行く。入場料20元。出てくる人が皆掛け軸のケースを持っているので、何があるんだろと思ったら「福」の字が売店のあちらこちらへ。どうやら恭王(清の皇帝の親族)が書いた文字より1字抜いて出しているらしい。ちょうど春節前だから、掛け軸を買っていっているようだ。特価260元っておーい!
恭王府は紅楼夢のモデルとなった家で、やっぱり南部風。北京なのに池など水を贅沢に使っているところ、自然を模した山や壁があったり、奇石を置いてあったり、国民の血税がこんなところに(笑)
流水杯(石をえぐって、樋状にして水を流し、その人工流水に杯を浮かべて、流れさる前に漢詩を作る)があるはず!と「そう」氏と探したところ、女の子8人グループがお互いを撮影している東屋がソレだった。早くどけーと心の中で叫ぶ、中国文学バカ2名。
文学好きなら北京でも有数の古典的建造物のこの庭園は外さない方がよい。ロケーションが最高だ。
同僚Eと合流後、前門にある北京ダックのお店へ。
現在、オリンピックへ向けて工事現場となり、胡同などが潰されている。全部建て終わるまでにはオリンピック終わっているんじゃないか、というぐらい広範囲だ。そんな工事現場の暗い中を通り抜けると北京ダックの店が見える。
ガイドブックには載っていないが、西洋人、特に大使館員には評判のよいお店。小さな民家で見つけづらい。来てくれた有名人の中に「栗原はるみ」や「リー・リンチェ」がいるそうで、ちゃっかり写メール。
北京ダック1式で98元、お茶が出ないので別に頼まないといけないが、安くて美味い。我らの近くに座っていた中国人3人は私がカウントした限りでは4羽(皮だけで4羽、中身は1羽)食べていた。
廃墟の中に1軒だけ灯りがついていて、ここだけ昔の、私が初めて来た北京の姿があった。十数年も立つと中国も変わっていて、だんだん台湾のような姿になりつつある。でも、そっけなくて、自分が可愛くて、時々何かよく分からない衝動で情が出る大陸が私は好きなので、愛想がよくなって、丁寧なサービスになったら魅力半減するんじゃないかと思う。
なにはともあれ、中国語が話せない私に付き合っていただいた「そう」氏と同僚Eに心より感謝と陳謝(笑)を捧げます。
とはいうものの、バス→地下鉄→バスの行程。
地下鉄はどこまで乗っても3元。実は今日は行列強化日で、乗り口に係員が立っている。昨日よりは行列を作って乗り込むことに。いないところでは相変わらず。気にしないけどねえ。
今日は大観園。紅楼夢のドラマ撮影のために作られたロケ地であり、最近は北京十六景の一つになっているぐらい、凝っている。
「そう」氏は原作を知らないが概略を知っている、同僚Eは全く知らない。そして私はパンフレット代をケチっているため、うろ覚えで建物を説明する。いやー建物は南部の感じでステキ。根こそぎ撮影。誕生日会などで使う舞台が出来ている広場では、またもや羽根蹴りをしているし、裏側ではダブルスでバトミントンに興じる年配者たち。その中の一つに奇妙な踊りを発見。
テニスラケットみたいなのにボールを乗せて、落とさないように廻しながら、音楽に乗せて踊る。その団体では指導者がいるものの、飛び入り大歓迎みたいに適当なところに道具が置いてある。面白いねーなんて見ていたら、同僚Eはしょっぴかれて、おばちゃんらと一緒に踊ることに。いつか早朝に太極拳をしているところへ混ざりたいと言っていたし、夢かなったねぇ〜などと「そう」氏と見学。
また、園内には主人公などが小説内でしていたので、皆さんも!とばかりに小動物園がある。エサ代を払って、動物と戯れるコーナーだが、孔雀が野放し、ハトも野放し、シカやサルはさすがに檻に入っていたが、中国がすごいなーと思うのはこういう適当さ加減。
孔雀にエサもあげられるなんて、とテンション上がる我ら。
お昼は日本式ラーメンを食べて、瑠璃チャンで古美術品を冷やかす。父から頼まれた文字が入った扇子を買う。値引き交渉については、今回売り主が「そう」氏と同僚Eが「あんないい人に値引けなんて言えねぇ」と言い値で購入。買い物が足りない同僚Eと別れ、「そう」氏と学問探求のコースへ。
郭沫若の旧居にしようと思ったら、冬季休業中。しかたなく、門前を撮影して、近くの恭王府へ行く。入場料20元。出てくる人が皆掛け軸のケースを持っているので、何があるんだろと思ったら「福」の字が売店のあちらこちらへ。どうやら恭王(清の皇帝の親族)が書いた文字より1字抜いて出しているらしい。ちょうど春節前だから、掛け軸を買っていっているようだ。特価260元っておーい!
恭王府は紅楼夢のモデルとなった家で、やっぱり南部風。北京なのに池など水を贅沢に使っているところ、自然を模した山や壁があったり、奇石を置いてあったり、国民の血税がこんなところに(笑)
流水杯(石をえぐって、樋状にして水を流し、その人工流水に杯を浮かべて、流れさる前に漢詩を作る)があるはず!と「そう」氏と探したところ、女の子8人グループがお互いを撮影している東屋がソレだった。早くどけーと心の中で叫ぶ、中国文学バカ2名。
文学好きなら北京でも有数の古典的建造物のこの庭園は外さない方がよい。ロケーションが最高だ。
同僚Eと合流後、前門にある北京ダックのお店へ。
現在、オリンピックへ向けて工事現場となり、胡同などが潰されている。全部建て終わるまでにはオリンピック終わっているんじゃないか、というぐらい広範囲だ。そんな工事現場の暗い中を通り抜けると北京ダックの店が見える。
ガイドブックには載っていないが、西洋人、特に大使館員には評判のよいお店。小さな民家で見つけづらい。来てくれた有名人の中に「栗原はるみ」や「リー・リンチェ」がいるそうで、ちゃっかり写メール。
北京ダック1式で98元、お茶が出ないので別に頼まないといけないが、安くて美味い。我らの近くに座っていた中国人3人は私がカウントした限りでは4羽(皮だけで4羽、中身は1羽)食べていた。
廃墟の中に1軒だけ灯りがついていて、ここだけ昔の、私が初めて来た北京の姿があった。十数年も立つと中国も変わっていて、だんだん台湾のような姿になりつつある。でも、そっけなくて、自分が可愛くて、時々何かよく分からない衝動で情が出る大陸が私は好きなので、愛想がよくなって、丁寧なサービスになったら魅力半減するんじゃないかと思う。
なにはともあれ、中国語が話せない私に付き合っていただいた「そう」氏と同僚Eに心より感謝と陳謝(笑)を捧げます。
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