ついに日本語版DVDが本日発売し、予約していたアマゾンより到着。
このDVD写真で、どんなケース仕様なの？と不思議に思っていたのだが、現物を見て納得。中心の円になっているところはピクチャーDVDで、透明ケースに下半分がカバー、背景は裏面のカバーが透けているわけである。香港などでありがちな無茶なケース仕様と似ている。
特典のポストカードをカバーとケースの隙間に入れるなど、無茶なところが目立つ。映画本体は90分程度の短いもので、そのおまけとして日本での舞台挨拶や現地番宣、日本番宣などが70分ほど入っている。
気になる吹替声優は失礼ながら知らない人ばかり。アニメ声優ではなさげなので、やっぱりゲイ映画仕様なんだなと思う。話のテンポとしてはBLっぽくてもOKだから、アニメドラマ声優でも十分良かったと思われるが、どう見ても予算ギリギリでやってるのが伺える。
さて、話のあらすじは主人公のヤン(左の青年)が夏休みに台北へ遊びに出るところから始まる。出会い系サイトで知り合った男性と今ひとつテンポが合わず、学生時代の友達(もちろんゲイだ)の元へ転がり込む。その友達が働いているクラブで見たバイ(右の青年)に一目ぼれするが、彼は有名なプレイボーイ(もちろんゲイだが)で・・・。
男性しか出てこない映画だが、友達の関係が日本より密接で、ともかくカワイイ話なのだ。そして、台北の当時の人気スポットが出ているので、映像を見ているだけで台北へ行きたく(帰りたく)なること請け合い。もちろん「なんじゃそりゃー」な表現が多いので、緻密な映画になれていると肩透かしを食らうかもしれず。
時間が短い、軽い、ポップ、ハッピーエンドで、芸術的作品が多いゲイ映画に一石を投じたと思われるので、一見の価値あり。
コメント