そんな純日本精神の表れである「鹿鳴館」の後で、象が好きな母&アジア映画好きな私は「トム・ヤム・クン!」を見に行った。

例えていうなら、懐石料理の後にエスニックのスナック菓子を食べるようなもので、極めて胃に悪そうな組み合わせだ。

そんなことを気にせずあらすじへGO!
主人公役のトニーは可愛がっている象を国際マフィアに誘拐され、シドニーまで追いかけて、象を奪還する話。
以上。

それ以上の説明も基礎知識もいらない。ともかく「僕の象を返せ!」とひたすら突っ走るトニーを見るので精一杯になる。

見所としてはCG、ワイヤーアクションなし!運河でのボートでのカーチェイス?とか、マフィアの運営する料理店「トム・ヤム・クン」に乗り込んだ時の長回しカットなのだが・・・私としては、ゆるーいギャグに注目する。

シドニー空港でジャッキー・チェンそっくりの人とトニーがぶつかるシーンとか、コンビニ強盗が警察に取り押さえられた途端に怯えていた店長&店員がポカポカに殴ったり、トニーが追いかけられている最中のバックでカップルが「海賊版DVD買うなんてサイテー!!」とケンカしていたり(この台詞があるせいか、映画館お約束の「海賊版撲滅キャンペーン」CMがない)、歴史のシーンを想像するシーンのみCGが使われていて、アクションでは使わないという点が笑える。お約束のNG集もエンドロールにあるのでぜひとも最後まで席を立ってはならない。

ジョニーとのムエタイ対決、「SPIRIT」でも出演した白人レスラー(この人、アジア映画で悪役白人という役付けらしい。昔の日本のプロレスみたいな演出ですなあ!)との対決もありーの、娯楽映画である。

恋愛要素もなく、ひたすら象への愛がステキな映画。。。
意外に観客数が多いので、ちょっと早めに行くことをオススメする。ちなみに公開は来週金曜日ぐらいまでと思われる。

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