イノセンス After The Long Goodbye
2006年3月28日 読書
山田正紀といえば本好きならば、書店でよく名前を見かけている人だと思われる。SF作家として中堅どころと思えるが、その人の手により押井守の映画「イノセンス」のちょっと前の話が作られるとは驚きだ。
主人公はバトーであり、飼い犬のガブが家出したことから事件が起こる。公安9課としての職務から離れたインターミッションともいうべき内容で、ベースとして映画の「攻殻機動隊」さえ知っていれば、誰でも理解できると思う。この作品が秀逸と思われるのは押井の「攻殻機動隊」世界を崩さずに作者独自の世界観を提示できている骨太な文章力とオリジナル人物がハードボイルドでありつつも、押井っぽい登場の仕方である。映画ファンでも楽しめる作品でオススメできる。
主人公はバトーであり、飼い犬のガブが家出したことから事件が起こる。公安9課としての職務から離れたインターミッションともいうべき内容で、ベースとして映画の「攻殻機動隊」さえ知っていれば、誰でも理解できると思う。この作品が秀逸と思われるのは押井の「攻殻機動隊」世界を崩さずに作者独自の世界観を提示できている骨太な文章力とオリジナル人物がハードボイルドでありつつも、押井っぽい登場の仕方である。映画ファンでも楽しめる作品でオススメできる。
コメント