死体まわりのビジネス-実録●犯罪現場清掃会社
2006年3月6日 読書
怒涛のブックレビュー祭。
高校時代以来の死体ブームが自分の中に起こりつつある。死体から死を考えるというわけではなく、孔子さまが「生を知らずして、寧んぞ死を知らんや」というように、死体にまつわる話により死について知ることはできず、生について考えることになるというパラドックスが楽しいのだ。
それはさておき、この書は原書よりめっちゃはしょった内容らしいので、概要書と言えるものである。それでも十分生々しいので苦手な方は遠慮しておくべし。清掃会社の社長さんは「パルプ・フィクション」のウルフという掃除屋(マフィアに頼まれて死体を始末する稼業)を見ていて「これは商売になる!」と一念発起して開業したそうだ。私も本の紹介を見ていて「パルプ・フィクションで見たなあ」と思っていたが、逆だったのか・・・。
警察が死体を搬送してしまった後は犯罪現場を誰も掃除してくれないらしい。となると、結果的には現場の所有者や普通の清掃会社が掃除したり、内装屋に改装してもらっていた。それを専門に清掃する。電話で呼ばれれば車ですっ飛んでいって、見積もり、清掃。自殺や他殺が多いのはモーテルという安宿で、さっさと片付けないと部屋が使えないで商売上がったり。なのでこの会社は必要とされる。
死体が出た後の周囲の反応が見えてきて、日本語でいう「始末」という言葉をしみじみとかみしめられるルポタージュである。
高校時代以来の死体ブームが自分の中に起こりつつある。死体から死を考えるというわけではなく、孔子さまが「生を知らずして、寧んぞ死を知らんや」というように、死体にまつわる話により死について知ることはできず、生について考えることになるというパラドックスが楽しいのだ。
それはさておき、この書は原書よりめっちゃはしょった内容らしいので、概要書と言えるものである。それでも十分生々しいので苦手な方は遠慮しておくべし。清掃会社の社長さんは「パルプ・フィクション」のウルフという掃除屋(マフィアに頼まれて死体を始末する稼業)を見ていて「これは商売になる!」と一念発起して開業したそうだ。私も本の紹介を見ていて「パルプ・フィクションで見たなあ」と思っていたが、逆だったのか・・・。
警察が死体を搬送してしまった後は犯罪現場を誰も掃除してくれないらしい。となると、結果的には現場の所有者や普通の清掃会社が掃除したり、内装屋に改装してもらっていた。それを専門に清掃する。電話で呼ばれれば車ですっ飛んでいって、見積もり、清掃。自殺や他殺が多いのはモーテルという安宿で、さっさと片付けないと部屋が使えないで商売上がったり。なのでこの会社は必要とされる。
死体が出た後の周囲の反応が見えてきて、日本語でいう「始末」という言葉をしみじみとかみしめられるルポタージュである。
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