月曜日はイヤー!

それはさておき。
会社の行き帰りに気が向いたら《新リア王》を読んでいる。55年体制とか中曽根さんとか竹下さんとか金丸さんとか漁業協定とか、懐かしい政治の雰囲気がたまらない。

父・榮がひと段落話し終わったところで、息子・彰之が語りだす。

・・・雪の深い山寺で焼き芋を食べて、それをくるんでいた新聞で市長選の結果を見たのを覚えていると。

静かな場面で日常が入り込み、更に突拍子もなく社会が流れ込んでくる。更にいえば、父の語りも「。」がなかなか出てこないぐらい長文なのだ。これが?村薫の特徴で、波に乗るまで時間がかかる。

コメント