前売券を購入していたにも関わらず、ロードショー終了間際に見に行くことに。おかげでキハチのコラボ料理を食べ損ねる。

新宿オスカーへ見に行ったが、良くも悪くも古い映画館で、前に人が座ると見られない、音響が悪いのである。裏寂れた感じがこの映画に合っている気がしないでもない。

原題「江湖」、英語題が上記タイトルなのだが、ベルベット=ビロードでビロードの雨?なんで?アンディ・ラウが書いた毛筆の原題の方がめっちゃかっこいいと強く主張したい。

あらすじは香港ノワール。これだけでいいかなと。出演者陣は「インファナル」とカブっている。以前の日本でブームしたノワールと違う点は銃撃戦が少ない、出入りは青龍刀、報復は一家皆殺し・・・一家皆殺しは変わらないか。アンディがついにボス役で「ええ!」というところぐらいか。あの人は寡黙で切れやすい役が多いが、今回は冷静で知的な役だった(ついでに今回髪の毛が長いので洋服着てなきゃ武侠かと)。ジャッキー・チョンとの共演も久しぶりだし、妻役もアンディの妻(恋人)役として何度も共演した女優さんだし、過去の映画を知っている人からすると懐かしさいっぱい。

彼ら周囲の状況を見るのもいいが、2人の絆に注目するとより楽しめる。日本でいえば任侠モノだから理屈を求めちゃいけない。映画を最期まで見ると「ベルベット・レイン」ってここかあ、と分かる。

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