ああ、この人たちって・・・！

懲りもせず福岡へ遠征。合併騒動、身売りといった波をもろかぶって精神的にやられきり、今年の野球熱は冷えに冷え切ってたはずなのに、友人の「チケットダブっちゃったなー」の一言で「ご一緒させてください」と言っちゃってる自分がいる。ダメぢゃん。

朝起きて、気が付いたら天神はてんちかにいた。で、友人と合流して福岡ドームへ。ヤフードームに看板は変わっていたが、目が拒否している。とりあえず順番を取るために新聞を敷いて、グッズ売り場へ。カタログ等で大体の品揃えは分かっていたが、やはりダイエーに比べると商品力がない。簡単に言えば、買いたいものがないのである。以前だったら「あーなんでこんなしょうもないもん買っちゃってるんだろ」とホテルで品物を並べて嘆きつつも、にやけていたのだが・・・実生活で使えないものが多すぎる。さすがIT企業、自分んとこじゃ物を売る商売していない。

球場では豪華解説者がぞろぞろと。斉藤一夫さん、藤本博史さん、若菜さん、大石さん、大野さん、西村さん、池田さん。全員声をかける。選手には大道しか声をかけないというのに(苦笑)。福岡というところでの私は涙腺が本当に弱いのだが、試合前には応援団による故中内氏への追悼横断幕が掲げられ、最初っからやられていた。ファンがともかく温かいのである。選手がいまひとつでも「今のはおしかったねー」「いい気になっちゃあかんわ」と息子のように語る熟年女性、相手チームに死球を当てられたら兄弟にされたかのように怒る小学生。横断幕には「私たちに素晴らしい球団　球場をいただいた恩を生涯忘れません。ご冥福を心よりお祈りします。ありがとうございました」とあったが、くれたオーナーも忘れがたいが、それを支えている地元ファンの心意気に、このチームを選んでよかったと誇りを持って帰れることが福岡遠征の醍醐味なのだ。

試合の方は楽天とシーソーゲームを演じるという状態ながら辛くも勝利。今年最期になってしまった楽天の田尾監督へ松中から花束を贈呈し、胴上げが始まるか始まらないかの瞬間、スタンディング・オベーションで田尾コールをしたのは福岡ならではなかろうか。レギュラーシーズン1位の報告ということで、選手全員が整列し始めたが、城島が車椅子で出てきた。押しているのは吉武投手。生では遠くて分からなかったが、試合後のニュースで確認。花火もオープンルーフも見られたし、遠征結果としては素晴らしい結果。夜は夜で寝られず。夜中までホークス情報をじゃかじゃかされるので、全部チェックしないと・・・城島はベスト電器のCMしとるし。。。繰り返し見ながら、球場で涙した部分でまた涙してと福岡遠征は心の洗濯である。

他の収穫としては選手の登場曲で的場が「前略　道の上から」で、大村の応援歌が近鉄の時の曲と今のホークスの曲を交互連続で演奏とかとか。前略〜の曲の切り方が「後は土に還るだけ」って何かあった？的場。