税務調査の前も後も小説は読んでいる。
読破したものから。
《甲賀忍法帖》山田風太郎
《バジリスク》とか「SHINOBI」で言ったほうが分かりやすいかもしれず。山田風太郎の忍法帖シリーズの一冊。時代小説にありがちな移動時間の遅さを感じず、ともかくスピーディ。忍者だけに動きが素早いのだが、講談などに出てくる忍者モノとは一線を画す忍者描写に目を奪われる。この影響により日本の忍者マンガは生まれたのだ。時代小説というよりは歴史を舞台にした伝奇小説といえよう。映画の方の評判は「仲間とオダギリの長いCMっぽい」らしい。となると、ぜひ原作をシリーズ全部読むべし。
《碧血行2》金庸
この人のは話の波にうまく乗れると「ビックウェーブ」なのだが、なかなか乗りづらい。このシリーズに限っては「金庸小説の初心者向け」だけあって、のりやすいので助かる。中国人らしいアクの強さが脇役のみで、主人公が素直で純粋なおかげで読み進められるのであろう。特に中国的英雄要素であるところの「優柔不断さ」(礼儀によって実力行使を避ける)が薄く、ポイントを突く行動がうれしい。これが一番ストレスがたまる要因なのだ。
読破したものから。
《甲賀忍法帖》山田風太郎
《バジリスク》とか「SHINOBI」で言ったほうが分かりやすいかもしれず。山田風太郎の忍法帖シリーズの一冊。時代小説にありがちな移動時間の遅さを感じず、ともかくスピーディ。忍者だけに動きが素早いのだが、講談などに出てくる忍者モノとは一線を画す忍者描写に目を奪われる。この影響により日本の忍者マンガは生まれたのだ。時代小説というよりは歴史を舞台にした伝奇小説といえよう。映画の方の評判は「仲間とオダギリの長いCMっぽい」らしい。となると、ぜひ原作をシリーズ全部読むべし。
《碧血行2》金庸
この人のは話の波にうまく乗れると「ビックウェーブ」なのだが、なかなか乗りづらい。このシリーズに限っては「金庸小説の初心者向け」だけあって、のりやすいので助かる。中国人らしいアクの強さが脇役のみで、主人公が素直で純粋なおかげで読み進められるのであろう。特に中国的英雄要素であるところの「優柔不断さ」(礼儀によって実力行使を避ける)が薄く、ポイントを突く行動がうれしい。これが一番ストレスがたまる要因なのだ。
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